14歳の自分に伝えたい「お金の話」

図書館本。

レオスの藤野氏が、14歳の中学生に「お金」の授業をしているような内容。HPに社長の顔写真云々といったいつものお話もちょっとでてきていたりしますが、投資関係のことだけに特化した内容ではなくお金全般について、その意味や本質の部分から平易な言葉での説明がされていて、わかりやすいです。内容のほとんどについては首肯できるものかと思います。できれば、お金の「危ない面」、「汚い(ことに利用されることもある)面」などについても少しふれてほしかったというところはあります。

そういえば、自分自身は「お金」の授業って受けた記憶がないですね。する方では、多少は関係あるようなことはしたことがあるかもしれませんが、お金そのものに絞ったような授業はしたことがないな。

お金の本質や意味というのはなにか?。

現実に日々使うお金は、紙(紙幣)とか金属(硬貨)の形をとることができますが、最近は電子マネーも一般化し、以前からクレジットカードの決済というのもあります。となると、それはモニターとか通帳に印字されている数字がお金ですか。そうではなくて、そういう形で示してみせることができるデータが保持されている、また、データをその他の形に変える、それで何かの物とかサービスを購入したり、なにかを販売したりしたら受け取ることができる、そういう保持されているデータがお金の本質か。

であるとすると、これは一般的な通過と仮想通貨、暗号資産の本質的な違いというのはないのではないかということにもなります。

違いはなにが、どこがその信用性、信頼性を担保しているのかということ。国家やその連合体が発行し、確立された金融システムの中で高い汎用性を持って使うことができるのが国際的に通用する通貨。仮想通貨は、国などがその信用性を担保しているわけではなくて、ブロックチェーンの技術によりそのデータそのものが信用性、信頼性の根拠となっているもの。この違いは非常に大きいけれど、意味としてはそんなに違わない部分もあるように思います。

とかいうようなことをちょっと考えました。

あとは「心の会計」の問題ね。

日々、数十万とか、多い時には100万、200万とかいうような単位で、株式を中心とした金融資産の時価評価額は変化します。これは通貨という価値の尺度で見れば今はこうなっていますよという現実の一つの側面を切り取って見せた断面。

一方、日々のスーパーでの買い物では50円、100円、もっと少なく10円単位で、「広告の品」を探したりして安く買い物をしようとします。それでいて、運用に回したほうが明らかに有利なのに、そのまま普通預金もまとまった資金をおいておきたがったりする。うちの奥さんなども含めてそういう人はわりとありますが、例えば優待クロスで株主優待をもらうとか、ネット証券で個人向け国債を買って礼金をもらうとか、そういうのはリスクは極めて低く、なにもしないで現金を滞留させておくよりは、なにかした方がましだし合理的であるということはたくさんあると思うのですが、なんとなくの「安心感」みたいなものを優先して、合理的な行動をとらない。あるいは、逆に必要度は極めて低いと思われるような過剰な生命保険には加入するとかいうことはする。

単に「貯蓄から投資へ」とかいう掛け声だけでなく、こうした心理的な側面にうまく切り込んで、滞留しているお金をうまく動かすような仕組み、政策みたいなのがうまくすすめられるといいと思うのですが、その逆だったのが「年金2000万円」問題でしょうか。

あまりこの「誘導」をしすぎると逆にあちこちから批判が来るということもありそうですし、難しいところは色々あるんでしょうが。自民党総裁選も、経済の面から色々考えてみるとどうなのかな。高市氏はちょっとMMTっぽい主張があったりして面白いなとは思いましたが。

とか、ちょっとあれこれ考えたりました。

 

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