事業報告書拾い読み オムロン、栗田工業、フジミインコーポレーテッド

事業報告書拾い読み オムロン、栗田工業、フジミインコーポレーテッド

オムロン

京都本社銘柄の一角。2004年ぐらいから売買している銘柄ですが、株価としては2,500円ぐらいというイメージがあります。が、現在の時価は1.2万ぐらい。

100株放置でこれはすでに「ただ株」「恩株」状態。時価+40万程度が時価評価損益です。

ここは目先的には売上もですが、利益の伸びが著しいです。事業ポートフォリオの構築が上手で、なにか売るのはもったいないような気がするような事業も売れるうちに売ってしまって、自社では選択と集中を上手にすすめているという印象があります。比較的最近だと日本電産に自動車関連のデバイスの事業を売却していたのがこれに該当。

あと、体温計等自社製品の株主優待があったのですが、これはやめてますね。オムロンぐらいになったら、やめるのも見識かと思います。

ちょっと前には障害者対応の工夫がされた株主対象の工場の見学会にも参加させてもらいました。

株の方は売却する理由もなく、最近はただ100株放置で、それを継続するだけです。

栗田工業

水の栗田だけあって、表紙も「水」関係。

100株放置で買いコストは1700円台。時価は5000円超えで、ここも株価は堅調です。

半導体製造関連の純水製造装置というのもありますし、大きな水関連のプラントなどもてがけており、さらには機械ではなくて、水処理関係の薬品というのも事業セグメントとしては大きく、優待で送ってくれる飲料水の事業というのもあります。

「水」を中心とした幅広いポートフォリオを構築しており、独自の強み、技術の蓄積があるように感じられます。

フジミインコーポレーテッド

「不死身インコ」あるいは「ハイテクみがき粉屋」と呼んでおりますが、こちらも半導体製造関連として株価は上場来高値周辺です。

ものすごい精度での「磨き粉」の技術は世界トップで、ここのところHDD用はSSDへの転換などがあって減少しているようですが、ウェハそのものの研磨用など半導体そのものの製造関連が大きく伸びており、利益率も高いです。

IRさんが生真面目という印象で、なにか質問すると、朝の9時前に電話してきてくれて丁寧に説明してくれたりします。時間的に早すぎる気もしますが、市場があく前にというのも意識してくれているのでしょうか。

表紙はその企業をあらわすというところもあります。半導体関係が絶好調な中でも、自社技術をどのような形で生かせるかの研究開発にも余念がありません。

株主優待はないですが、アンケートに回答すると全員に事務用品小物みたいなのを送ってくれますが、これが別に高価ではないけれど、ちょっと使いやすかったり実用的だったり、考えて選定しているなというのがわかるものだったりするのもいいです。今はコロナで中止されていますが、株主対象の見学会も実施されていました。また復活したら一度参加したいものだと思っています。

株の方は200株放置です。

というように、どうも個人的な好き嫌いでいくと、こういう物作り系の企業への投資が多くなってしまいます。トヨタもまあそうですね。

なので逆に意識的にPFには好み意外の業種の銘柄も組み入れるようにはしています。

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