割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド(1)ネットの情報が気にならなくなったのは?

図書館本の「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」を読んでいます。

基本的に、日本株個別銘柄のバイ&ホールド戦略の内容ですから、共感するところは多いです。

最初のところでネットの情報に振り回されることの愚や行動ファイナンスの基礎的な知見についてふれられています。

ネット情報にふりまわされないようにすることは、内容としては言われるとおりですが、実際のところ、初めて個別銘柄はもちろん株式で運用する投資信託などを買えばその日々の値動きは非常に気になりますし、それと関連するようなネットでみかけるあれこれの情報も気になったりします。完全にこうしたことを排除するというのはそもそも無理なのです。

が、個人的には最近はこうしたネットの情報あれこれはほとんど気にならなくなりました。相場の変動全体についてもですが、「あー、まあ、そういうこともあるよね」というぐらいで、いい場合もよくない場合も気持ちの振れ幅が小さくなり、本気でイライラしたり、逆に大喜びしたりすることも少なくなりました。ほとんどないと言ってもいいでしょう。

これはなんでだろう、単に運用期間が長くなったからマーケットの変動になれて鈍感になったということなのか、自分なりの運用のスタイルとか方法が定まってきたので、それと関係ないことには意識が向きにくくなったということなのか、まあ、両方の側面があるのかなと思います。基本的にはこれは後者の側面の方が大きいと思います。そもそも、自分でしようと思っていないこと、考えることすらしていないようなことが自分にできるはずはありません。しようとも思っておらず、できもしないような、どこかの「大儲け」情報は、自分とは関係のない別世界のお話にすぎず、その真偽そのものにも関心はなく、必然的にそうした「大儲け」情報を自分で探そうとすることもなくなります。

例えば、昔であればIPO銘柄のyahooファイナンスの掲示板の書き込みで、一喜一憂したりしたものです。今は同じような掲示板を見ても、なにか昔と比べて書き込みそのものが随分低調なようにも思え、そうしたものを自分の損益とは関わらないエンターティンメント的なものとして眺めるようになっているところがあります。

つづく。

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