7638NEW ART HOLDINGSについて考えてみる(1)

7638NEW ART HOLDINGS

yahooファイナンスのコメントは以下。

「ブライダルダイヤ主力で裸石とリングのオーダーメイドに特徴。イスラエルに仕入れ子会社」

マネックスの銘柄スカウターの企業概要では下記のように書かれています。個別銘柄の情報を見る場合、わりとマネックスの銘柄スカウターを使います。

下記のように企業概要についてのコメントも詳しめですし、セグメント別の情報などがわかりやすく掲載されており、つまりはどこの何でどう儲かっているのか、あるいはいないのかがわかりやすいところがよいです。

ブライダルジュエリー会社、(旧)シーマ。アートをキーワードにブライダルジュエリーの仕入・製造・販売を中核に、ダイヤモンド専門店運営、ヘルス&ビューティー(エステ運営)、ゴルフ用品の製造・販売を展開。ジュエリー・アート事業はダイヤモンド専門店「銀座ダイヤモンドシライシ」「エクセルコダイヤモンド」運営、ウェディング送客サービス、ティアラ・レンタルサービス、ファッションジュエリー・アートジュエリー販売、美術品の販売、ダイヤモンド・ルース(裸石)の仕入・卸、アートオークション運営。ヘルス&ビューティー事業はエステティックサロン「ラ・パルレ」運営。その他、アートオークション・フィンテック事業(オークション運営)、スポーツ事業(ゴルフ用品の製造・販売)。海外は台湾・ホンコン・シンガポール・上海に出店、香港市場への上場を視野に事業拡大を推進。2014年エステティックサロン「ラ・パルレ」運営のニューアート・ラ・パルレを子会社化。2017年海外初店舗(上海)をオープン。2018年持株会社化。2021年オークションのエスト・ウェストオークションズ(現ニューアート・エストウェストオークションズ)を子会社化。

チャート

個人的にはここは2019年から売買対象にしています。IRセミナーで白石会長の話を聞いたのがきっかけでした。保有400株で買いコストは400円弱。時価は1,300円台なので、株数が多くないので大したことはないですが、含み益銘柄です。

ここを買ってみたのは

・仕入れから販売まで一気通貫的に取り組まれているブライダル事業のビジネスモデルは悪くない。

・国内はさして伸びないとしても、台湾、香港などからのアジアへの展開で大きく伸びる可能性もありそう。

・独特の雰囲気、文化人みたいな白石会長の話が魅力的。

といったことを考えたからです。

最近、ここで目立つのは配当利回りの高さです。全上場銘柄の中で30位ぐらい、時価で5.7%程度の配当利回りとなっています。

配当は70円から75円への増配を発表していますが(こちら)「株主の皆様への感謝の意を表して、感謝特別配当として5円を加算」というのが独特の表現で面白いです。

ただ、EPSは90円ぐらいですので、配当性向が「高すぎ」る印象もあります。ジェイエスビーのように配当性向が低すぎるのも問題ですが、高ければいいというものでもありません。ただ、配当が入ればその分また買いコストは低下していきますし、企業の成長に支障がないのであればこれはこれでかまわないといえばそうです。

ここの会長の白石氏は自ら経営者ブログを書いておられます。こちらです。

ここのところ、個人向けのIRの取り組みを重視しておられ、数多くIRセミナーを開催されています。複数回、直接話を聞かせてもらう機会がありましたが、ギラギラした上場企業の経営者、ビジネスパーソンというより(これはエスプールの浦上氏のイメージ)、文化人的な独特のキャラクター、雰囲気がある方で、不思議な魅力があります。

最初のIRセミナーで話を聞いた時に「これから海外での売上が国内での売上を超えてくることを楽しみにしている」というようなコメントをされていて、それを聞いていた一緒に来られていたスタッフ、役員さんでしたか、が、「あー、また会長、そういうことを言う・・」みたいな感じで苦笑気味に笑っておられたのが印象的でした。

直近のブログの記事の中では「まだまだ当社の株価は安すぎると私は思っています。」とコメントされ、また美術品オークションについてもふれておられます。ここらは注目点ではあるかと思います。

つづく。

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