北信濃と上越、桜とフォッサマグナの旅(6)
こちらは小川村でも場所が違う二反田の桜です。若い木が多く、地元で丁寧に植林し管理されているというこどてしょう。桜の花の色が木によって違うので、種類もわざと複数、違うものを植えていると思います。ここからまた5年、10年たてば、桜も生長し、さらに見事な景観になるでしょう。
道の駅でおやきを買って昼食代わりにいただきました。いろんな味があって、おいしかったです。
ということで、松代に向かいます。松代では茶色くて濃くてしょっぱい温泉の松代荘に泊まりますが、その前に松代象山地下壕に向かいます。長野市の松代地域は、戦争が終わる前に、本土決戦に備えて大本営や天皇の御所まで固い岩盤の下に地下壕を掘って東京からこちらに移動しようという計画があり、実際、複数の箇所で縦横、相当の延長に渡る地下壕トンネルが掘られました。その跡が今も残っていて、一部が公開され見学できるようになっています。
で、周囲は武家屋敷などを残しており、佐久間象山ゆかりの神社もあります。なお、佐久間象山は一般には「しょうざん」と読みますが、地元では地名に即した「ぞうざん」という呼び方の方が正しいとされているみたいです。
こちらは山寺常山の武家屋敷。無料で見せていただけます。
茶室から。紅葉の時はとてもきれいだそうです。
桜の花びらが流れていきます。ISOをLOWに設定して遅いシャッター速度で撮ってみます。
ここの蕗はもうかなり大きくなっています。
ちょっと津和野の町並みのような感じです。但し、距離的にはここはそんなに長くないです。
地下壕にやってきました。当時の掘削のあとが生々しく残っています。ロシアのウクライナ侵略の時期だけに、いろいろ感じることはありますね。
他の見学者の方が後ろから歩いてこられたのですが、そのカッカという靴音が軍靴の音に聞こえて、なにか怖かったです。
すぐ近くにこんな資料館もできていました。当時の掘削に使われた道具などが展示されており、スタッフの方が丁寧に説明をしてくださいました。
多くの朝鮮人の人たちの労働によって、非常に短い期間で長い地下壕が掘られたということです。
ということで、ちょっと象山神社にも寄り、その後、宿泊施設の松代荘に向かいました。