ビジネスエリートになるための 投資家の思考法 The Investor’s Thinking

投資家としての会社、事業の見方やその気構えなどについて実直に語られた一冊。後半に「自分ポートフォリオ」という考え方について書かれていますが、ここはあまり新規性を感じませんでした。

P.209

「繰り返し述べるように、企業が生み出す利益とは「顧客にとっての課題を発見し、その課題を解決することで得られる対価」です。大きな利益を上げる企業は、顧客の課題を大きく解決する企業であり、利益を上げ続ける企業とは、顧客ひいては社会の課題を解決し続けることのできる偉大な企業なのです。企業が利益を上げることで、結果として社会も良くなっているのです。これが資本主義の原理です。

 企業のオーナーとして株式を保有すれば、必然的に長期投資になります。5年、10年、20年と投資をしていると、株式市場全体が急落したり、あるいは投資先企業の固有の事象によって株価が低迷したりする時期が必ずあります。が、これはあくまでもその瞬間の市場での評価という「価格」の話です。その企業が顧客の問題を解決し続け、長期的に利益を増やし続けていけるのであれば、狼狽える必要は全くありません。その企業の「価値」は確実に増大していて、やがて「価格」は「価値」を必ず反映するからです。」

心して投資を継続していきたいです。

 

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