みずほ、楽天証券に2割出資へ ネットが金融の主戦場に

「みずほ、楽天証券に2割出資へ ネットが金融の主戦場に」日経の見出しです。

まあ、そうなんでしょう。大手証券会社も、いつまでも高齢者に投資信託だの仕組み債だのを売りつけているようなリテールビジネスじゃ、先はないと思うので・・・。

支店の高コストの取引であっても、本当にためになるようなアドバイスなり、かみ合った話ができるなりすれば利用する意味はあるのですが、私自身は大和証券だけですが、支店の取引で個別銘柄の話でも、資産運用全般のアセットアロケーションの話でも、ためになった、勉強になった、参考になったというような話をした記憶がまったくありません・・・。

となると、自分で判断して売買するならば、高コストの支店口座を利用する意味はほとんどなく、コストが安く、品揃えも豊富な楽天やSBIの総合ネット証券の利用が中心となるのはいわば必然です。

証券会社はここから収益をどう確保していくか、とりわけリテール部門では難しさが増している印象があります。

ここからは顧客層により異なる戦略を組み合わせる必要があるでしょう。

・高齢で金融資産が多い顧客に対しては、徹底的なコンサルティング営業。ここの課題の解決をビジネスにつなげるソリューションビジネスの発想。

・積み立てNISA、iDeCo、ロボアド等、低コストのインデックスファンド積み立てを中心とした若年層。但し、中長期で取引は継続。ここは低コストのまともな商品をちゃんとそろえ、長期の取引につなげる。

・コストのうるさい、自分で判断するActiveな投資家層。手数料無料化を含むサービスの拡大と幅広い商品の用意。

この3つは個々バラバラにあるのではなく、つながっていたりします。ここにどうアプローチし、それを収益につなげていけるのか、なかなか難しそうです。

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