淡路島・都志　割烹はとで「3年とらふぐコース」をいただく

日曜日は淡路島に行っていました。会員になっている宿泊施設のすぐ近くにあるお店が「割烹はと」。サイトはこちらです。都志港近くにある日本料理屋です。

日曜にこちらで3年とらふぐコースをいただきました。ふぐのコースとかちゃんと食べたのは初めてですね。結論的に言うと、まあ、とてもおいしかったです。気遣いも行き届いた清潔なお店で、楽しくふぐをいただきました。

こちら、てっぴです。ふぐの皮ですね。黒っぽい色がついた一番外の部分と、その内側のコラーゲンなどが多い部分と。かかっているのはしらこですが、ドレッシング風に仕立ててくれていてクリーミーな感じで食べやすいです。味付けがそんなに濃くなくてちょうどいいです。

こちら、皮を炭火であぶっています。皮そのものが多い部分と、かなりふぐのみがついている部分と。どちらもさっぱりした味でおいしい。年をとると、もう焼き肉ガンガンとか食べられない（その時は食べられても、あとがもたれる）ようになります。こういう方がいいですね、楽しめます。

しらこの茶碗蒸しです。いやー、だしの味がいいなぁ・・。おいしい。しみますね。

てっさ。淡泊で食べやすい。いい味です。まあ、大人向けですよね。

透き通ってるなぁ・・。器もよいですね。そんなに特別変わったものとかではないですが、料理に合わせてあれこれ工夫して選択しているというのがうかがわれます。

しらこを焼いています。なにかおお餅みたい。生臭さとか全然ない、食べやすいです。焼きすぎず、ちょうどいい感じになってます。

こちらお店のオリジナルの料理ということで、一度、ふぐを揚げて、で、焼いています。香ばしい。これは味がしっかりしている。全般にあっさり、さっぱりした感じの料理が多い中で、これはアクセントというかキャラクターが違う一皿です。コースの中でちょっと際立っている感じで、なかなかにくい演出です。

メインの鍋です。いやー、ふぐが多い、しっかり量があります。

で、ここの自家製のポン酢がまたよいです。柑橘系の味はしっかりしているのだけれど、酢がきつすぎる強すぎるというところがなくマイルド。よくなじんでいて、味が濃すぎるということがない。ポン酢の中にしはらくふぐがあってもポン酢の味がしみすぎて味が濃くなってしまうようなことがないです。このポン酢はよいなぁ。

で、唐揚げ。気持ちよくカラッと揚がっていて香ばしい。おいしいです。

そして鍋で雑炊。うーん、卵がふわっといい感じ。だしがおいしい、やさしい味ですね。これは好み。残さず全部さらえていただきました。

そしてデザートは淡路の牛乳を利用したアイスクリーム。リンゴと、なんだったかのソース。食べやすい。わりとさっぱりした感じでした。

飲み物はジンジャエールを頼んで、サービス料等こみで、3万円くらいでした。安くないけど、これは納得。いい素材をいろんな形で提供してくれて楽しめるし、そのどれもがおいしい。素材を生かして、また際立たせている。味付けでごまかさず、味付けでのばすというか素材の良さをさらに強調している感じ。味が全般に濃すぎないのもよいです。

それもそのはず、ここは淡路島の小さい港の近くの住宅地のようなところに唐突にあるお店ですが、ミシュランで☆をもらったことがあるお店でした。

お茶やお水、おしぼりなどを頻回に追加してくれたり交換してくれたりするのもよいですし、もう寒くなったということでかトイレには電熱のヒーターがつけてあり、足下には足をのせられるあたたかい小型の電気のこたつのようなものもありました。

なかなかいいお店、夏はハモ料理のコースもあるそうで、またぜひ来たいですね。