7794イーディーピー 第三四半期決算にむけての注目点(2)配当

11月のライブ配信では、質問に回答する中では配当については社長は「ポジティブ」と発言していました。

グロース系の企業は利益が出ていても配当に回さず、投資に充当するという場合も多いです。ここは現在、つくればすべて売れていくという需給逼迫状態がずっと継続しており、生産能力の向上が急務、最優先の課題とも言えます。

そのためには設備投資をして新しい生産設備を導入する必要があり、実際、今年は新工場も完成して既に稼働されています。それと同時に既存の生産設備改善による生産能力のアップもすすめていて、こちらもかなりの成果が出ています。

社長は設備投資の前倒しの検討についても言及しており、一々配当を出すよりも今は投資で生産能力を増強させる方がよいという判断も当然かと思います。

が、機関投資家などでは無配の企業には投資しないというルールを設定しているところもあり、配当を出した方が投資対象として意識してくれる幅が広がるというところもあります。

また、今後のことを考えれば、若干、とりあえず配当も出していないこともないですよというようなレベルでもよいので、配当を出しておく意味はあるかなとも思います。ここは若干の上場記念配でも出しておき、次年度、これを普通配当に切り替えていくような形もありかなと思います。

分割については可能性は◎ですが、配当については社長の「ポジティブ」発言からすれば○、可能性は相応にあるというところでしょうか。

つづく。

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