9348ｉｓｐａｃｅは現代の東インド会社？

キーエンスと対照的というかなんといか状態なのが9348ｉｓｐａｃｅ。

個人的には100株当たって、7－8万ほど利益が出てよかったねということで終了ですが、月面着陸失敗でまあ株価は売り気配のまままっさかさま状態になっています。

明日は株価がつくようですが・・・。

まあ、こんなところは、別に悪い意味でもなんでもなく、ＰＥＲとかＰＢＲとかそういう尺度でどうこうという銘柄ではありません。

連想したのは17世紀の東インド会社。月面探査って、昔の東方貿易のようなものでしょうか。うまくいったら大儲け、でも帰ってこられるかどうかわからない。嵐にでも出くわして遭難も・・・。今回、最初の航海は「遭難」だったということでしょう。でも、またチャレンジするということですね。

ある意味、株式投資の「本質」を思い起こさせてくれるという意味でここはよいケーススタディとなったかもしれません。大きい資金で勝負かけた人はそんなこと言ってられない、売るに売れない状態でしゃれにならない事態に陥っているかもしれませんが・・・。

こうした事業とか、バイオ創薬系のベンチャーとかは、その事業の意義や意味はわかりますが、個人的には短期の単なるトレードの対象ということならあるかもしれませんが、中長期でポートフォリオに組み入れる対象にしようとは思いません。まあ、投資対象として考えられるのはせいぜいイーディーピーまでです（本来、半導体等のデバイスへの人工ダイヤモンドの活用をめざしていますが、既に宝飾用の種結晶での高収益の事業があります）。