キーエンス解剖

図書館本。

もともと日経ビジネス誌の特集だった内容を加筆、修正したもの。

「お話」として非常に読みやすく、わかりやすい。様々な具体的事例が示されているのもよいが、逆に「お話」的な部分が先に立ち本書だけでは企業の全体像や構造が見えにくいところもあるように感じられた。

また、課題の指摘や批判的な立場からのアプローチがほぼ皆無で、「おわりに」書かれているように、わかりやすい非公式社史的なところもあるように思われた。

「解剖」とまではいかず、とりあえずのとっかかりとしての食いつきやすい一冊という印象。

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