エンターテインメントとしての株主総会 7794イーディーピー 質疑応答など
ということで質疑応答の三番目にあてていただきました。
質問等は下記の内容ですが、長いということでとりあえず2つめまでしかしゃべれず・・・。
まず、IRの情報提供全般については他の質問もあり、不十分さや課題があるということを社長も言われていました。
質問内容と関わっては事後に以下の内容を要望として伝えています。
原則は、公開しなければならない情報を迅速に正確に公開することは当然のこととして、公開しない方がよい内容やした方がよいかどうか微妙な内容以外については、株主や投資家、関係者が会社に対する理解を深めることにつながり、また投資判断の材料となりうるような情報であれば積極的に公開をすすめるということにしていただきたいと思います。
あらためて具体的には以下に諸点についてお願いしておきます。
・決算短信等発表時の資料同時公開は、株主、投資家の迅速な投資判断に役立つものですし、説明資料があることにより不明点等についての質問などもしなくてすむところがあります。この時期、同時に資料まで公開するのはその作成や正誤の確認等時間的に、また仕事の内容として大変なところもあると思いますが、次回からぜひ実現しそれを継続してください。
・業績予想作成時の前提為替レートは、これも受注、販売の動向等が不透明で実質的にはこの状況によって業績そのものが大きく変動する状況にあったとしても、業績予想作成時で前提としはている為替レートはあるわけですから、公開を見送るのではなく情報として示してほしいところです。
できれば、いつの時点のどういう状況でという前提条件等も含めて、為替の変動による感応度、何円為替が変動すればどの程度、売上、利益に影響があるかといった目安も示していただきたいです。会社の方で説明があった方がより丁寧であると判断されるのであれば、とりわけ現在は業績については今後の販売動向の状況の影響が大きいと考えているといったコメントを加えられればよいかと思います。
・機関投資家向け説明会Q&Aについては、次回から公開してもらえるように段取りをすすめていただければありがたいです。
これは御社が主催のものと思っていましたが、主幹事証券等が主催しているものということでしょうか。であれば、ますその主催者側の了承、合わせて説明会開催時に(質問者の氏名や質疑応答そのままの言葉全部ではなく)質疑応答の概要についてはホームページに掲載する場合がある旨を最初に断っておく等をすれば特に問題ないかと思います。
また、以前に掲載されていたことがあったと思いますが、時期によって個人投資家等からよく寄せられる質問についても掲載されるとよいですね。
(個人投資家からの質問への回答について、そのほとんどを掲載されているような企業もあるようです)。
決算短信が発表されても、それと関わる説明資料の発表が遅れることがあったのでここは同時発表を要望。やろうと思えば当然実現可能なことでしょう。
為替レートは今は受注の状況の影響の方がずっと業績に与える影響が大きいので発表していない云々というコメントが社長からありましたが、そういう認識ではなくて、冒頭に書いたように発表してよい情報は示す。会社の方から現在の業績への寄与、影響について大きい要素があればそれは追加で説明すればいいこと。
基本的には特に作為なく、業績予想を作成した時点での実勢レートが前提為替レートだとは思いますが、きんちと会社から示されていた方がよい情報かと思います。
機関投資家向けQ&Aは最初社長はサイトに掲載されていると言っていましたが、明白な間違いで掲載されていません。背後の運営団からのメモで訂正していましたが、情報開示の現状について、こういうところで間違うようでは不安というかこういう点を軽視しているのではないかと思えてしまったりするので残念だったところです。
これも主幹事証券主催だとしても、やる気があればできることです。質問に対する回答内容もですが、そみもそも機関投資家がどんな視点でなにを聞いているかということ自体が有益な情報となる場合もあります。
さて、これ以外の点も含めてですが、IRの情報開示、情報提供についてどんな前進があるのかないのか、それを楽しみにしておきましょう。
次回、自主的出荷停止の件についての会社見解とこちらの解釈等について。
つづく。