オムロン IRセミナー/野村 京都支店 どこに焦点をあてるか

昨日は野村證券京都支店で6645オムロンのIRセミナーでした。

体温計をいただきました、ありがとう、資料と体温計の間にある松井証券のボールペンは名証のIRセミナーでいただいたもの、左側のノートはコクヨの優待でいただいたものです。

松井のボールペンはZEBRAのBREN。ノートは方眼で薄いものです。持ち歩くにはこれが軽くてよいです。

セミナーの内容は一般的な会社説明で、特に目新しいことはありませんでした。M&AのJMDCについてヘルスケアの事業とのシナジー等について説明があったのはよかったです。

ただ、地元の証券会社の支店でのIRセミナーということで、どうもこの一般的な会社案内的プレゼンでは納得できかねる方もあったようです。

まず地元ということでオムロンはもうそれなりに知られていますし、ましてやIRセミナーですから単純に血圧計とかだけの会社と思っているような人は少なかったでしょう。

加えて株主の人も相応にいた模様です、私も含めて。こういう聴衆だとどこに焦点をあてたプレゼンをするかというのが難しいですね。

私は最初に質問して事業セグメントごとの利益率の違いが中国市場の現状についての認識を聞きました。次の人は現地情報も含めての中国市場の不景気の現状とそこへの対応、三人目の人は聞きたいことが全然話されていないとして、半ばキレぎみに日経の株主総会の様子の記事もひきながら、現状からの回復策、対応等について聞いておられました。

まあ、いずれも企業について「よく知らない」系の聴衆の質問ではありませんね。

利益率は基本的にはFAのところが高いということでした。だろうなという程度の回答です。中国市場については半導体関連で投資回復の傾向というぐらいで、全体としては「不透明感」といった言い方で、回復、底打ち、反転といったコメントはなし。あとの質問にはご説ごもっとも的なコメントのみで具体的な回答はなしです。

まあ、直近の業績はFA事業のところではキーエンスなどの国内勢にも大きく遅れをとっていて非常に厳しい決算の数字で、そうしたことから株価も高値からは大きく下落しています。そうした状況もふまえて、単に事業の紹介ということでなく足下の厳しい状況からの回復のキーポイントのようなことにはふれられた方がよかったなと感じました。特に地元の証券会社の支店でのIRセミナーとなれば、株主総会での厳しい質問に近い内容の質問についての回答は丁寧に事前に用意しておくべきだったかと思います。

株の方は100株だけ放置です。買いコストも低く、その分、配当利回りも高くなっていますし。

体温計は既にオムロンのもので短時間でピッとはかれるものがありますので、これは売却します。

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