直近の売買銘柄 7261マツダ 米国市場と関税、国内は次期CX5
直近のPF売買銘柄について、いくつか書いておきましょうか。
7261マツダ
直近の売買は上記のようになっています。細かい売買で安く買って細かく売っている形です。
一番下の200 585.09というのは現在の保有株が200株でこれ以前の売買も含めての平均買いコストが585.09円ということです。
これは配当を含まない数字です。時価が、えーと、798.7円。実質は配当があるので買いコストはもうちょっと低いです。
直近の値動きを見てみると、3月末には1,100円程度あった株かが約800円。下落率は27%程度と大きいです。
他の自動車会社がどうか比較していないですが、マツダは米国市場でのSUV車の販売が好調。これが利益を支えている形ですが、米国内での販売比率は20%程度で、それ以外は日本国内やメキシコからの輸出です。
となると、関税が直撃するのは明白で、米国市場は好調だっただけに影響が甚大だろうというわけです。
が、ここでの関税についての90日延期というニュースは目先的には朗報です。この期間で在庫車や新規に生産した米国市場向けの車はそれなりに先に米国に出してしまうことが可能でしょう。
また、消費者の立場からすれば、関税分などによる値上げなどがない時点で先に車を買ってしまおうという需要の先食い的な動きがあるかもしれません。
となると、4-6月の第一四半期はむしろ一時的に業績は好調に推移する可能性もありましょう。
マツダは米国内でのブランドイメージが高まっています。現在の販売支援金の水準などがどうなっているのか詳細なことは不明ですが、日産のような状況ではないでしょう。スバルは従来から米国市場での存在感が相応にありましたが、それに次ぐ存在になってきているように思われます。それは、例えばスタイリング、例えば内装、またディーゼルエンジン、ハンドリングや走破性等独自の存在感で評価されつつあると思われます。ブランド戦略もうまく進んでいるのかなと思います。
車メーカーは基本的に車がどうなのかを見て投資判断をするのが基本だと思っています。そういう意味ではマツダはなお可能性を感じます。
最良のシナリオは、この猶予期間の中で自動車に限ったことでも関税問題が「解決」なりかなり「緩和」されることです。ただ、ここは過度な期待はできませんが。
転じて国内市場はどうでしょうか。後輪駆動ベースの比較的大型のCX60、そしてさらにCX80を出してきました。CX60は初期不良や足回りの問題などがあり、当初の販売は苦戦し酷評も見られました。今も販売は苦しいようですが、年次改良で問題点の改善には勤めているようです。CX80はそれなりにCX60での反省点も生かした商品になっているでしょう。
個人的に試乗した範囲では両方とも内装になどの質感は高く、走りもしつかりしたものだと感じました。長距離で何日も乗ったということではないので、課題についてはあまり見えなかったですが・・。
素性として非常によいと思ったのはMX30 ロータリーです。これは実質的には車としてはEVが基本で、レンジエクステンダーとして走行用ではなく発電用として小型のロータリーエンジンを搭載したモデルです。ガソリンを満タンにしておけば航続距離は700キロ以上になり、走りの基本はEVらしいスムーズさ、静粛性、力強さがあるものでした。が、発電用のロータリーが回り出すし、急にガシャガシャとやかましくなり、それまでのEVとしての車の雰囲気が大きく変わる感じがしたのは改善点かと思いました。ただ、純EVについてはなお様々な不安感がある中で現状で純EVへつなぐ解決策としての可能性は感じました。
国内での注目は次期のCX5です。これはマツダの国内市場での屋台骨を支えた車です。マツダとしてはここはFRベースで高級感を演出したCX60につなぎたかったところですが、FFのCX5の後継モデルも作ることにしました。これは仕上がり具合によっては買い替え需要も含め、また相応のヒットにつながる可能性がある、というか国内的にはそのようにしていかなければならない、失敗が許されない新モデルかと思います。この中に前述したレンジエクステンダーのEVも加えてほしいところです。
個人的には次期のCX30に該当するモデルでさらにブラッシュアップされた形でこうした車が出れば購入候補になってきますね。
ということで、マツダは株式投資対象としては注目はしていますが主力ではなくサブ銘柄としての位置は変わらないでしょう。また、もしかしたらスバルの方も買うかもしれませんが、引き続きユーザーとしてここから出てくる車には注目していますし、株も若干は保有を継続しようと思います。なお、うちの車のナンバーは7261です。このナンバーの意味に気がついて指摘してくれた人はまだいませんが(^_^;。いいんです、自己満足ですから。
また株主対象の倶楽部のようなものも創設してほしいですね。それにつながるような萌芽は見られるのですが。