6040日本スキー場開発 その可能性と限界、課題(3)
6040日本スキー場開発の成長ということを考えると、白馬地域を中心とした長野県のスキー場運営からもっと運営なり提携するスキー場そのものを広げていくことが求められますが、そうした横の広がりをつくるとともに、中心となる白馬地域の魅力を高めていく、深めていく縦への広がりも求められます。
そのためには岩岳で新しいゴンドラができたように設備投資を継続していく必要がありますが、それ以外ではどうでしょうか。
白馬地域、小谷も含めた大町以北の地域は様々なリソースがあり、魅力にあふれています。まず国内でも有数の豪雪地域であり、様々なコースがある八方尾根、だだっぴろい傾斜の緩いゲレンデがある栂池、白馬連峰の絶景が望める岩岳をはじめとする多くのスキー場があります。
夏はこれらのゴンドラ、リフトはトレッキングや登山のルートとして利用できます。夏は八方池、栂池自然園などわりと手軽に楽しめる場所もあります。川でのキャニオニングやシャワーウォーキングといったアクティビティも用意されています。また温泉も非常に多いです。立ち寄り湯など、新しいものも含めてかなり色々な施設があります。蕎麦もおいしい。
一方、宿泊施設は大規模なホテルなどは少なく、白馬村内は旧来からのスキーの宿のような小規模なところが多いです。ホテルは白馬東急やシエラリゾートがあるぐらいで、栂池の古いホテルは逆に廃業になっていました。基本的にここからさらに大きく発展していくためには宿泊者受け入れのキャパシティが足りていません。このあたりに対応として日本スキー場開発は不動産開発の方にも注力するようですが。
また、様々なリソースはあれど、それらは「点在」している印象が強く、うまく連携が取れているとは言いがたいところも見受けられます。比較的最近、Snow Peakのショップ・レストランができたりしましたが、ハイグレードのレストランなどはあまりありません。
南は仁科三湖、さらには黒部ダム観光、北は新潟のひすい峡やフォッサマグナなどまで視野に入れて、総合的なプロデュースをすすめれば、さらに魅力を高め、多くの観光客を受け入れることもできそうです。

