6040日本スキー場開発 その可能性と限界、課題(4)
ということで、白馬を中心とした地域のさらなる発展には継続的な設備投資が必要です。
それはゴンドラの増設とか改装だあったり、不動産開発での新しい宿泊施設の設定であったり、アスレチックなど様々なアクティビティと関連するものだったり、幅広い視点での取り組みが必要になります。個人的にはSnow Peakのようなちよっと高いけど独自性があるレストランなどが増えるといいな思っています。
その前提として、ただバラバラにそれらの開発がすすめられるのではなく、相応に広域の地域全体での視野に立っての総合的な設計図なりプロデュースというものが必要になります。行政との連携も必要でしょうし、権利関係の調整など旧来からの地域の人とのコミュニケーションも重要でしょう。
夏の集客対策もですが、さらに広げれば、スキーシーズン、夏の行楽シーズンではない閑散期の対策も必要でしょう。それらの前提となる「人」をどう確保するのか、逆にITでできることにはどんな可能性があるのか。
こうしたことをあれこれ考えるのはなかなか面白そうです。
それと同時に日本スキー場開発としてはさらに運営する。あるいは提携するスキー場を増やし広げ深めていく、そうした取り組みも求められます。
投資対象としてはどうでしょう。親子上場なのでいずれその解消ということもあるかもしれませんが、それ以前に日本スキー場開発自体がどう成長し利益を伸ばしていけるのか。注目しておきたいと思います。

