キーエンス様「投資単位の引下げに関する考え方及び方針等について」来年のツッコミどころの一つの視点

毎年、一字一句かわらない文言・・・。さっぱり気持ちがこもってないですなぁ・・・。

出せと言われているので出していますという以上のものではない。

2025 年 6 月 19 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 キ ー エ ン ス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 中 田 有
(コード:6861 東証プライム)
問合せ先 取締役経営情報室長 山本 寛明
(TEL.06-6379-1111)

投資単位の引下げに関する考え方及び方針等について

1. 投資単位の引下げに関する考え方
投資単位の引下げは、株式の流動性を高め、個人投資家を含む多くの投資家が投資しやすい環境を整えるための有効な施策の一つであると認識しております。

2. 投資単位の引下げに関する方針
投資単位の引下げにつきましては、当社の業績、株価水準、売買動向、株主数や株主構成の変化等を総合的に勘案し、今後とも慎重に検討してまいります。

以 上

・この状況下ここまで頑なに株式分割、投資単位の引き下げを行わない理由は結局なにかと考えると、それは創業者であり名誉会長である滝崎氏の意向なのかなと思わざるを得ないです。

・社長は株主総会で「現時点では分割をしないことが株主の利益になると判断している」というような発言をしました。それは上記のことを指しているのではないか。

・入ってくる配当はともかく、株式は保有していて売却しないだけなら単に評価額が増減するだけで実際にお金が動くということではありません。

・株式の譲渡、あるいは相続等の場合を考えると時価での株式の価格は低い方が相続税、贈与税の算定等では有利になりますね。となると、会社の事業は伸ばし業績は高めたいけど、時価評価の株価はとりあえずそんなに上昇しなくていいよ・・、と考える発想も、立場によっては「合理的」かもしれません。

・来年のツッコミどころの一つの視点として留意しておきましょう。

 

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