美ヶ原から奥飛騨、乗鞍(6)奥飛騨平湯・星野リゾート界 またもダメダメなバリアフリー対応
8/5
霧ヶ峰から奥飛騨の平湯温泉に向かいます。
ルートは一度、諏訪ICにおりてそこから岡谷ジャンクション、松本ICからR158に入り、安房トンネルをぬけると平湯です。美ヶ原高原からは松本へ行く道もあるのですが、諏訪の方、和田峠側から自家用車で直接美ヶ原を経由して松本の方へ行くことはできません。
諏訪インターからすぐの諏訪湖SA。時計などの精密機械工業が盛んだったということでそうした製品の展示あり。

地元で有名な太養パンが出店。この16日には本店へ行きました。この日は牛乳パンを購入。

茅野市の縄文のビーナスや仮面の女神。これも16日に実物を見ました。

諏訪湖の風景。右下部分は藻がたくさん。船で回収しているそうです。

順調に移動し、界 奥飛騨に到着。ここは元々、温泉旅館があったところを星野リゾートが事業継承で界 奥飛騨というオープンしたところです。温泉旅館の「界」はこうした形をとっているところが多いです。こちらがサイトです。

黒い壁や木材の質感を基調としたこの雰囲気は悪くないです。

館内もスッキリした感じできれいです。


部屋に用意されていたおせんべい。

飛騨は今も家具など木材加工の産業が盛んです。奈良時代から飛騨の匠についての記載が資料に残っています。その雰囲気を生かした居室。


それはいいのですが温泉の大浴場へ行くにはこんな段差が・・。階段の先の入り口を入ればそこにはエレベータはあるのですが・・。

構造上、バリアフリー対応が難しい場合もあります。ここはどうでしょうか。階段の右側にはスロープがあって椅子がおいてあります。

ここは湯上がりテラスという場所で、風呂上がりに屋外で休憩できるようになっています。標高が高くて涼しい場所なのでこういう場所が設置されているのはいいです。

で、この先はどうになっているかというと大浴場の建物の前には砂利がしいてあって、湯上がりテラスはここで行き止まり。砂利部分はスロープの通路となっているわけではありません。これ、砂利がしいてある部分を通路として改修することはそんなに難しくなく、通路として利用することに問題があるようには見えません。
それ以前に、3段+3段の段差もこれをなしにして全体を緩やかなスロープとするような通路にすることもできそうにも思えます。さて、こうした検討そのものがどうなされたのか、なされなかったのか。現状の形についての問題点の指摘はなかったのか。

つまり、スロープ通路でのバリアフリー対応になっていないことについて何か他に理由があるのかもしれませんが、段差をなくしたバリアフリーの対応が可能なのにそうしていないように思えます。これはどうでしょうか。個人的には、今時、センスがなく、ダメダメだなぁ、できることをしていないという意味で単にダメということではなくダメダメだなぁと感じました。
今回の旅行では歩行にちょっと大変さがある高齢の方が一緒だったので特にこう感じたということもありますし、私自身が携わってきた仕事の関係からこう思うというところもあると思います。
実は星野リゾートの界では、大町市の界アルプスの施設でも同様のことを感じたことがあります。この施設、改装後に設定された大浴場は2階にあるのですが、そこまでのアプローチが相応の段差がある階段しかなく、改装したの新設の施設にも関わらすエレベーターが設置されていませんでした(現状、改善されたかどうかは未確認です)。
このことをスタッフに問い質してみると、そうした方は居室の露天風呂などを利用していただけると・・・」といった返答。その居室の露天風呂も陶器のような浴槽でバリアフリー的には利用しやすいタイプのものではなかったような・・。そうじゃないでしょ、障がいのある人もない人も最大限、同じ施設(ここでは大浴場)を利用できるように配慮するのがバリアフリーについての基本的な考え方であるはず。こうなると星野リゾート界は、バリアフリー、障がい者対応への基本的なスタンスに弱さがあるように思えてきます。
というこてでCopilot君に現状を聞いてみると
「界アルプスの大浴場へ行くには、エレベーターは設置されていません。温泉棟の1階に湯上がり処、2階に大浴場があり、階段のみでの移動となります。これは、バリアフリーを重視する方にとっては注意すべきポイントです。特に足腰に不安のある方や車椅子利用者にとっては、温泉棟の利用に制限が生じる可能性があります。」
との回答。やはり・・・。
界 奥飛騨については全体的な質感、雰囲気はよかっただけに、逆に上記の点が非常に残念に感じました。この記事は星野リゾートさんにお知らせしておきましょうか。→お知らせしておきましたが、さて、リアクションはあるでしょうか。なお、宿泊後のアンケートにも同様のことを書きましたが、特にリアクションはありません。
つづく
