IPOの損失であらためて考えるプロスペクト理論 行動経済学
ということで、今日のIPOの方は損失で終了しました。
こういう時にあらためて、プロスペクト理論とか「心の会計」という行動経済学の基礎的知見の意義、意味について考えてみます。
今、図書館本で下記の「行動経済学が最強の学問である」を読んでいます。
こうした行動経済学の書籍では、人は利益の喜びよりも損失の痛みの方を大きく感じることや、同じお金でも「心の会計」として別勘定にしたりすることがよくあることなとについてふれられていることが多いです。
実際、今日でも、IPOで損した!という気分の方が、第一稀元素がストップ高だ!という喜びよりも大きく感じ、メンタル的にひっかかりがあるんですね。
行動経済学の基礎的な知見についての理解があると、別にそれで損失が減るわけではないですが、このイライラ感は人間としてはごくごく普通の感覚なのだということがわかります。そうすると、このイライラ感は幾分やわらぐ感じがします。
また、実損と含み益という違いはありますが、その時点での貨幣換算ではIPOの損失と保有銘柄の含み益増大はだいたい金額的に同じならその意味は+-それぞれ同じようなものであるということを捉え直すこともできます。
学生の頃に行動経済学に出会っていたら、その研究でもしたかもしれないなーと思います。


