京都銀行IRセミナー 元祖VC これからどこで儲けるかは、やはりよくわからん

京都銀行IRセミナー 元祖VC これからどこで儲けるかは、やはりよくわからん

京都銀行は地元の地銀。

今は、投資ではなくて、ローンの方でお世話になっています。

まあ、総花的なお話でしたが、やはり、これからどこで利益を伸ばしていくかは
よくわかりませんでした。

資料の中には、京都銀行が多くの京都の公開企業の大株主となっている表がありました。
9月の時点での株式評価益は7300億、株価が下落した現在でも5000億以上で、これは地銀では屈指。で、この簿価利回りは6%以上です。

京都銀行はもともとは京都市内にあった金融機関ではなくて、福知山が本店だったものが、戦後、京都市内に進出してきました。

市内では、西陣織など繊維産業を中心に、既に市内の信用金庫や都市銀行が食い込んでおり、後発の京都銀行は、戦後に力をつけてくることになる、現在の京都ハイテク企業群の方に行かざるをえなかった。結果的には、それが今の含み益になっている。

まあ、大株主となった経緯はそれぞれ違うのでしょうが、元祖ベンチャーキャピタルととも言えます。

今も、この歴史に学ぶところは大きいのではないかなーとか思いながら、話を聞いていました。

京都銀行のメインテーマは「コンサルティング機能の発揮」だそうです。証券の子会社も設立しています。それにしては、融資時点で、手元資金は株式投資を中心とした投資に用いるというような話をしているにもかかわらず、証券投資と関わるような営業は一切ないですね。まあ、大した資金でもないですが。

まあ、銀行が販売、提案してくる金融商品はコストが高くて買うに値しないという印象が強いですが。

京都銀行は上記の株式含み益もあり、経営の安定性は高い印象がありますが、逆にそうであるから、投資対象としての面白みには欠ける面があるかもしれません。

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