IRセミナー 2924イフジ産業 液卵屋さんは卵相場で儲ける?

IRセミナー 2924イフジ産業 「液卵」屋さんは鶏卵相場で儲ける?

木曜日、エスプールと同日にIRセミナーがありました。ここの話を聞くのは2回めです。

概要  「液卵」屋さん

福岡本社の液卵屋さんです。液卵というのは、生卵を割ったもので、卵黄と卵白を一緒にした全卵の他、卵黄だけのもの、卵白だけのものなどいろいろあります。

これをパック詰めして加工。冷凍すれば2年は保存できるということでした。養鶏場を経営して卵そのものを生産しているわけではありません。

株価はこちら。

PER10倍、配当利回り2.5%強。(半期ごと)100株以上 300円分(100円券×3枚)のたまごギフト券の優待あり。

ここ、京都府南部にも大規模な主力工場があります。業績は安定的ですが、反面、大きな成長は期待しずらい印象です。

鶏卵相場の影響

面白いのは卵相場、原料の卵の価格変動の業績への影響のこと。単純に考えると原料の価格が安ければそれだけ利益が増えそう。
が、この業界は、キユーピー系、味の素系とここが大手三社で、あとは中小の企業がひしめく状態で、基本的には原料の価格が下落すれば製品の価格も引き下げなければならない。

昭栄薬品の時もありましたが、原料の価格が下がり販売価格も下がれば全体の売上高も下がる。となると、仕入れと販売の利幅、率が同じであれば、価格が下がった分、利益の額も下がってしまいます。

が、卵の場合、需要と供給の関係で、年間の基本的な価格のパターンがあります。夏、年央には安く、年末に向けて上昇する形で、8月中旬以降に急伸することも多いです。年初は安く始まり、春に向けてまた急伸するところがあったりします。まあ、いつもこうなるとは限らないのですが。

で、卵は液卵という形であれば、保存も一定期間可能です。となれば、株式投資と同じ「安く買って高く売る」、できればドルコスト平均法的に、安い時にたくさん買って、高い時にはあまり買わないようにすれば、で、高い時に多く売れれば利益につながりやすいです。
まあ、あまり原料価格が急に大きな幅で上昇したりすると、すぐにはそれを製品価格に全部転嫁しずらかったりすることもあるようです。

で、イフジ産業自体が鶏卵相場の予想をしています。ちゃんとネットで公開されてますね。ここ。

業績への影響要因

ここの業績に影響する要因は、この鶏卵の相場の影響もありますが、

・どれだけシェアを拡大できるか
・生産効率をあげられるか

という点に集約されます。

ただ、液卵の需要そのもの(ケーキ、洋菓子、パンなどの用途が多い)はそんなに大きく変化することは考えにくい。いきなり大手のシェアは奪えない。となれば、中小の他社のシェアを奪うか、M&Aなどで取り込むかでシェア拡大をはかるということは考えられます。

あとは卵を割って液卵として製品に加工する装置やシステムについて設備投資を継続的に、また思い切ってすすめ、生産効率を高められるかというところにあります。
実際、最新鋭の装置を導入している工場もあるそうです。

投資判断

やはり堅実ですが、成長性は低く、というか、いきなり高い成長をするような事業内容ではなく、積極的な魅力には欠けます。

100株だと優待分で多少は配当+優待利回りが向上しますが、それでも3%台で、低くはないけど、すごく高いとは言い難い水準。

積極的に売る理由というかネガティブな要素もないけれど、逆に積極的に買う理由にも乏しく、ニュートラルという他はない印象です。

会社自体は真面目でしっかりした会社という印象ではありました。

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