優待クロス 1/4の法則&地元・生活バイアス

優待クロス 1/4の法則&地元・生活バイアス

優待クロス 1/4の法則

ということで、9月優待クロス取得が徐々に本格化しております。やはり、傾向としては早めの取得ということになりがちですが、現在の時点では日興での低コストでの取得がスタンダート、基準になっているという印象があります。

昨日がSBIのフライングだったと思いますが、売買手数料と金利で既にSBIでの優待クロス取得は割高と感じることが多くなっており、あえて、今の時点でSBIで取得する意味は薄いように思います。

このあたり、取得コストと取得時期の兼ね合いをどう考えるのかという点については、それぞれで一定の基準を持って判断していくのがよいのではないでしょうか。

あまりに低コスト取得を追求しすぎると、結果的に一般信用の残数がなくなり、一般信用でのクロスができないという事態に陥ることもありえます。

結果論的に「あー、だったらそんなに早く取らなければよかった」ということは当然ありえますが、それでも取得コストと優待の内容を考えて、許容できるコスト水準であれば、損失は生じず一定の利益を確保することができるので、そこで納得しておくのがよいと思います。

これは個々で考えればいいことですが、私はこの基準を今の時点ではとりあえず1/4と考えておきましょう。コスト1/優待価値4ということです。

例えば1,000円のクオカードの価値を950円と見積もります。その1/4であれば、237.5円以下の取得コストであればよいかなということです。

この場合、現金化できる価値、あるいは自分にとっての使用価値ということで優待の価値は厳し目に見積もっておくのがいいと思います。

これで考えれば先に挙げた新東工業やタカキタは十分に低コストでの取得ということになります。場合によっては、基準に取得のために必要な金額というのを付け加えてもいいかもしれません。

地元バイアス

クロス取得に限りませんが、優待取得については、傾向としてどうしても「地元バイアス」というのがはたらく場合が多いと思います。

これは当然のこととして理解しつつ、逆に馴染みがない優待については、その自分にとっての価値を判断してみて、取得するかどうかを考えてみるのもよいかと思います。

具体的には、私は鉄道だと京阪電鉄が地元になります。これだと、優待内容についても具体的に判断しやすいです。近鉄もまあ準地元です。南海電鉄は通常は利用することはないですが、イメージはできます。これに対して、名鉄、あるいは関東地方の各私鉄については、イメージがしずらい部分があります。

となると、取得するのは馴染みがある近畿地方の鉄道会社のものを優先するということになりがちです。

ここで単に利益ということを考えるなら、オークションやチケットショップでの優待の落札、売却価格を調べたりして、必要資金と必要取得コスト、優待価値から、より有利な取得を検討し実施する方がいいでしょう。

生活バイアス

これは地元バイアスと意味としては同様ですが、自分の生活状況や生活環境によるバイアスというのもあるでしょう。

例えば、空運関係のJALやANAの優待は有名なようですが、私自身、飛行機を利用することがほとんどないこともあり、これらの優待は取得したことがありません。

逆に、化粧品はまったく個人の生活とは関係ないですが、ここは当初から売却価格を考えて優待取得をしています。こうした視点を重視して、あまり地元とか自分の生活感覚にこだわらず、幅広く優待取得を考えるのがよいと思います。

同時に、一般的には価値はそんなに高くても自分や家族にとっては意味、価値が高い、そういうものもあるはずで、そうしたものを探すのも大事かと思います。

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