IPOの経済分析: 過小値付けの謎を解く(1)

IPOの経済分析: 過小値付けの謎を解く(1)

図書館本。これはリクエストしたら買ってくれました。

資産運用関係の本ではなくて、これは研究書です。だから、リクエストは通らないかと思っていました、あまり一般的な本でもありませんので。

まだ冒頭のところしか読んでいませんが、本書は、IPOがブックビルディング方式による公開価格設定になってから、対公開価格比での初値の上昇(初期収益率)が特に高くなっている(60%程度)なのはどうしてかという点を大きな課題意識、研究テーマとして内容になっているようです。

冒頭部分では、それは主幹事証券が、株式を公開する会社よりも株を配分する個人や機関の投資家の収益を重視して安い意図的に安い公開価格設定にしているからという仮説が提示されていました。

つまりは初値で売れば儲かりやすいような設定にすることで顧客に儲けさせやすいようにしているということで、それは証券会社のつながりやすいということです。

で、これは望ましいかどうかは別にして、合法であり証券会社としては合理的な判断、行動でもあるというようなことが書かれていました。

さて、この課題意識はどうでしょうか。

私自身は初値収益率が高くなっているのは、高成長が期待される小型株の公開が多くなっているという面が大きいと思います。

公開株数とか時価総額という点で整理してみれば、小型の方が明らかにパフォーマンスは高いでしょう。これらが平均の初期収益率を高めていて、大型株だけ取り出せば大したパフォーマンスにはなっていないと思います。

このあたりのこともふれられるのかどうか、最終的にどんな提言があるのかなど、リクエストで入れてもらったこともあるので、とりあえず丁寧に読んでみます。

つづく。

 

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