今週の方針 PF高値更新から売り上がり 日本電産 12月優待など(1)

今週の方針 PF高値更新から売り上がり 日本電産 12月優待など(1)

キーエンス上昇が貢献してPFは高値更新

先週は、分割と増配発表のキーエンスの上昇(減益はほぼコンセンサスのライン)が貢献して、PFは年初来高値を更新しました。

ここから上は、個々の銘柄について判断しつつ、売り上がっていく形を原則に対応予定です。今の所、日経平均先物は高いですが、月曜の海外のマーケットの状況をうけてどうかですね。

日本電産IRセミナー

今週。セミナー関係は、

7日(木)には京都で日本電産とオプテックスのIRセミナーがあります。
8日(金)は大阪で象印
9日(土)は北浜・光世証券で株オプと木村佳子先生のお話。

日本電産はここのところ年に一回は話を聞いているように思いますが、スピーカーは浦郷さんのはずです。浦郷さんの立て板に水の話しぶりは、まあ、各社のIRセミナーの様々なプレゼンの中でも傑出していると思います。

日本電産のIRセミナーではいつもなぜ株式分割をしないかを聞きますが、今回も聞いてみましょうか。どういう切り口でいきますか。EVのトラクションモーターのことも聞いてみますかね。浦郷さんからは、私は「光さん」と名前をおぼえられている上に、前回は「痩せられましたね」とまで言われてびっくりした記憶がありますが^^;。(なお、「日本電産 分割」でググってみると、前のことを書いたうちの旧サイトが上位に表示されるはずです)

まず、東証は望ましい投資単位として5万円以上50万円未満という水準を明示しています。それはこちらに記載されています。

で、望ましい投資単位の水準以上(50万円以上)で株式が売買されている場合には、事業年度経過後3か月以内に、5万円以上50万円未満の水準へ移行するための、当該発行者の投資単位の引下げに関する考え方及び方針等を開示するよう義務付けています。これに対応する日本電産のリリースがこちらです。

その中で「再三に亘り株式分割を実施し投資単位の引下げに努めてまいりました。直近では、2014年4月1日付で1株につき2株の割合をもって株式分割を行っております。今後とも、当社株価の推移や個人株主の動向等を勘案しつつ適宜検討してまいります。」と書かれています。

さて、調べてみますと、実は上記の1:2の分割を行っても、株価は5,000円以下になることは全然なっていなくて、いったい東証の言う望ましい50万以下だったのはいつのことか、それはもうずーっと前でしかないわけです。これはもう、分割で最低投資単位の金額を50万以下にしようとする意思がないと思わざるを得ない。

それはなんでかと?。

株式分割をすることのメリット、デメリットをどう考えているのか。「当社株価の推移や個人株主の動向を勘案」とリリースにありますが、どう勘案しているのか。

ここはアカウンタビリティ、説明責任がないですか?。

一度分割で50万円以下で買えるにようにしました。が、業績も好調で市場からも評価され、株価が上昇して、また最低投資単位が50万以上になってしまいました、これであれば、それはしょうがないな、また時期を見て分割してねということになると思いますが、そもそも分割しても日本電産は最低投資額を50万以下にしたことがないです。

直近では、あのキーエンスも分割を発表しました。1:2です。株価は反応して上場来高値更新です。まあ、そんなことをしても、最低投資額は日本電産の倍以上ですが、ここはそもそも個人投資家など眼中にないように見えます。個人向けのIRセミナーとかをキーエンスがしたというのは聞いたこともないしね。

ところが日本電産は、非常に頻回に全国各地で熱心に個人向けのIRセミナーをししています。じゃあ、分割で個人にも買いやすいような形を企業として努力してとっているかというと、それはしない。やはりこれは整合性はとれてないし、明確な理由がわかりません。

株主が増加するとその分コストがかかるというのはデメリットとしてはあるでしょう。しかし、それはそんなに巨額になるとも思えない。

形式的に高い株価を保つような形にしておくことに、なにかステータス性があるというような意識がありますか。株価は実質的に高くなっていけばいいので、形式を優先することにさして意味があるとも思えませんが。

さて、あまりだらだらと質問するわけにもいきませんので、このことをコンパクトな質問として聞くにはどういう形がいいか?。ちょっと考えて聞いてみましょう。

つづく。

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