業績発表関係 6677エスケーエレクトロニクス 来期減益でPTSは安いですが・・・

業績発表関係 6677エスケーエレクトロニクス

決算発表

とりあえず100株だけ残しているエスケーエレクトロニクスですが、本日、15:30に決算発表がありました。

ここは9月決算なので、本決算ということになります。

決算短信はこちら。

説明資料はこちら。

EPSは456円→257円へと激減予想だが・・・

さて、ここで注目されているのは来期の予想です。EPSは456円から257円へと激減する予想となっています。

決算短信では以下のようなコメントがされています。部分引用。赤色太字はこちらでつけたもの。

「フラットパネルディスプレー業界におきましては、これまで、スマートフォンの表示部に主流として採用されている液晶パネルが、有機ELパネルへと移行が進んでいることを受けて、中国パネルメーカーを中心に、第6世代有機ELパネル工場への設備投資が行われ、有機ELパネルの生産能力が拡大しております。

一方で、中国メーカーが新たに第10.5世代以上液晶パネル工場を稼働させるのに対し、韓国メーカーは液晶パネル工場を縮小し有機EL事業に注力する動きが出ていることにより、液晶パネル工場の再編が進む見通しです。需要の拡大が見込まれる、第6世代を中心とした有機ELパネルの開発用フォトマスクにつきましては、京都・滋賀・台湾の3工場を効率的に稼働させることで、十分な納期対応力で受注を確保いたします。

また、更なる高精細化が求められる有機ELパネルにつきましても、当期に導入した最新鋭の描画装置を最大限に活用し、お客様のご要望に応えてまいります。第10世代以上用のフォトマスクにつきましては複数の競合メーカーが参入しましたが、フォトマスク業界のパイオニアとしてこれまで培ってきた長年の実績や技術力を基に品質を向上させるとともに、先行企業としての価格競争力などを活かして差別化を進めてまいります。
また、当連結会計年度に実施した53億85百万円に加え、翌連結会計年度も高精細化に向けた48億円の設備投資を計画していることにより、減価償却費については増加する計画としております。

以上の様な今後の見通しと大型の設備投資を踏まえた、翌連結会計年度の連結業績予想につきましては、売上高272億円(前期比5.5%増)、営業利益39億円(前期比35.3%減)、経常利益39億円(前期比38.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益27億円(前期比43.9%減)を見込んでおります。

(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当当社
は株主の皆様への利益還元を経営の重要課題の一つと考え、業績の変化を反映させつつ、今後の事業展開に備えた経営基盤の強化を図り、業績の向上に努めることで株主の皆様に継続的な利益配分を実施することを基本方針としております。
配当につきましては、当該期の業績、財政状況、中期的な投資計画等を総合的に勘案し、中長期的には連結配当性向20%以上を目指してまいります。なお、当期の期末配当金につきましては、上記方針に基づき、過去最高の収益を上げられたものの、中期的には多額の設備投資計画があることを勘案し、前期末配当(一株当たり17円)に18円増額した、一株当たり35円の配当とさせていただきます。次期の剰余金の配当につきましては、上記方針に基づき、1株当たり35円を予定しております。」

ということです。この評価をどう考えるのか。

さて、この評価がどうかということですが、とりあえずPTSでは200円ほど安くなっているみたいです。

具体的数字

上記が会社予想の数字です。

売上高そのものは続伸予想です。が、営業利益と営業利益率が大幅に低下。なぜかというと、設備投資が引き続き高水準(が、終わった年度よりは少し減少)であり、減価償却費が大幅に増加している、つまりはこれが主因です。で、EBITDAは若干続伸予想となっています。

実態として研究開発もですが、設備投資が要の事業となっているので、これはしょうがないのかなーという印象。

細かく見ると

中身を細かく見ると、液晶の10.5世代という大きいものと、あとは有機EL用のもの、これが中心ですが、その売上の内訳予想とかそれぞれの利益率はどうなのか。前者は競争激化で、これまでの利益率が確保しにくくなるのか、有機EL用のものは他社に先行して利益を取れるし利益率もとりあえず高いということか。

このあたりのプロダクトミックスの見通しについては具体的にふれられていません。

あと、長くRFID関係のことも取り組んでいるようですが、全然収益にはつながっていないのかな。ここの見通しはどうなのか。

といった点がわからないですね。

投資判断

直近では、2,175円で売っています。今のPTSは2,120円です。100株の買いコストは1,050円ぐらいとなっています。

決算は期待はずれだったのかもしれません。上記の点を確認してみたいとも思いますが、安ければ、とりあえず普通に買い戻してみたいという気にはなります。

とりあえず、ネットから上記の点について聞いてみて、あとは、中長期とか言ってないで、配当性向20%は早期に実現するように株主総会でぶちかましてみますか^^;。

あと、宣伝の意味も含めて優待でも設定すればいいと思いますが。

 

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