12月IPO繁忙期の留意点 やらかさないために(1)

12月IPO繁忙期の留意点 やらかさないために(1)

例年、12月はIPOの銘柄数が多くなります。短期的に大きく利益が積み上がる可能性も高くなると思いますが、逆に様々なミス、判断の誤りがあると利益を逃したり、
損失が生じたりすることもありえます。別に12月に限ったことでもないですが、どんなことに留意すればいいでしょうか。

手続き関係

・ブックし忘れ
そもそもブックビルディングに参加しないことには当初のところでの当選はありません。
ところが銘柄が多いとブックを忘れる。特に主幹事ではない証券会社でのブックを分かれることはわりとあります。
私は対象銘柄についてもブック期間にはいるところで、銘柄名とともにノートにブック可能な証券会社を記入し、ブックが終了したら消すというアナログなチェックをしています。
なお、配分株数が極端に少ない証券会社の場合、資金配分の関係で、わかってはいるけれどブックはスルーするという場合もありえます。

・資金の入れ忘れ、資金配分の不適切さ
それ以前に、前請けで資金を入れておかないとブックにすら参加できないということもあります。野村や岡三オンラインなど事前に資金を入れておく必要がない証券会社もありますが、前請けの資金が必要ないところはむしろ少数で、多くは前請けの資金を入れておく必要があります。 ですから、IPOが集中する期間には各社に適切に資金を配分しておく必要があります。 また、資金が不足した場合は迅速に入金してブックが可能な形にする必要があります。

私は、ジャパンネットバンクをハブ的に利用しています。ここを経過して各証券会社に資金を配分し、逆に不要となれば資金を戻すということになります。
この場合、まず重視する必要があるのは主幹事証券です。野村ネットはいいとして、大和、日興には不足しないように資金を配分しておきたいです。

SBIの場合は、資金量によって当選確率が変化します。ブックが入れられる株数が多い方が(それだけ分の資金を入れておいた方が)当選確率は高くなります。
ただ、株数にもよりますが、SBIが主幹事であっても有望銘柄である場合は、数千万程度の入金ではなかなか当選しないような状況もあると思います。
ここも、他社との兼ね合いで、SBIに集中するよりも各社に分散する方が有望と判断するのであれば、SBIへの資金集中はしないという判断もあります。私自身、最近はこうしてますし。

・当選確認忘れ、購入申込み忘れ
申し込みはしたけれど、当落の確認を忘れる、また、当選は確認したけれど、購入の申し込みを忘れるということもあります。
とりわけ痛いのは、有望銘柄に当選したけれど、購入申込みを忘れていたというケースです。
IPOはいつでも「期間リスク」というのがあります。IPO銘柄に当選して購入したのはいいが、その後にマーケットが急落ししたりして、初値形成に大きな影響を与えるような事態に遭遇しないとは限りません。というか、いつでもその可能性はあります。
少しでも購入のタイミングを遅くした方がその分このリスクは低くはなりますが、逆に購入申し込みの期間は短くなり、申し込み忘れの可能性が高まります。とりわけ申し込み最終日の場合は、午前10時など最終の締め切り時間が定められている場合が多く、申込み最終日内ではあっても、この締切時間をすぎてしまえば申し込みはできません。
私自身、かつてSBIポイントを使って有望銘柄を取ったのはいいけれど、諸般の事情で、購入申し込みを忘れていたということがありました。こういう時のがっかり感、喪失感というのはかなりのものです・・・。

つづく。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です