ここがダメだよ、大和証券(1)

ここがダメだよ、大和証券(1)

1996年、初めて証券会社に口座を開設

大和証券は1996年に初めて口座を開設した証券会社です。当時、既に30台半ばでしたから、運用のスタートはそんなに早くありません。手持ちの運用資産は300万円、自宅まで営業のお姉さんに来てもらって口座を開設しました。

それ以来、23年ぐらいたっていますが、預かり資産の面ではずっとメインの証券会社となっています。家族の口座も開設し、私が家族の正規の代理人としての登録をして、実際の売買は行っています。

なぜ大和証券にしたかというと、当時販売していた投資信託でTAA運用(Tactical Asset Allocation 株式や債券の組入比率を機動的に変更する)をするものがあり、大和にはTAA200という、実質、ブル・ベア投信のようなスタイルも可能なものがあったのです。日興にも同じような商品はありましたが、これは比率は100まで。どうせなら思い切った運用ができるものを買いたいと思い、大和にしたというわけです。

まあ、当時は販売手数料とか信託報酬とかのコストに対する意識というのは全くない、全然わかっていない状態で、この投信は結果的には微益で解約しました。で、あれ、基準価額はこれだけ上昇しているのに、利益はこれだけかい・・・、と納得いかなかった覚えがあります^^;。

ここで日興を選択していたら、その後の運用の展開というのは異なったものとなり、私自身の現在の生活も、良きにつけ悪きにつけ、違ったものになってい可能性が高いです。

 

大和の運用で大きな利益 IPO、中国株、るいとう

結果的にはこの大和での運用で、いくつか大きな利益が出ることになります。

IPO、8876日本リロケーション、現在のリログループでは、単に単元株の配分があつて、それを初値で売却しただけで、500万円以上の利益が出ました。後にも先にも、一回の売買での損益はこれが最大のものです。他にもIPO関係ではかなり利益が出ました。

また、大和は香港市場に新規上場する中国の銀行株や保険株等の日本国内での幹事のような役割をしていました。今の人気のある国内のIPOのようなことはなく、これは申し込めば、かなり配分がありました。で、そのほとんどが利益につながり、現在も保有を継続しています。

また、いくつかの銘柄を毎月1万円ずつ買う累積投資でも、結果的にはかなりの利益が出ました。

当時の売買手数料の水準は今から考えればかなり高く、売却益が出た時は源泉で税金が引かれた形の売却にしていたので、コストはかなり高い状態でした。ですが、たまたま、当時としてはかなりの利益に恵まれ、一定の利益の蓄積をすることができました。

この原資が、のちに、50代前半のところでフルタイムの仕事からの退職をすることにつながります。

こうした意味で大和証券には、愛着というか歴史があります。株式も1,000株だけですが、長期でポートフォリオに組み入れて運用しています。

 

営業のお姉さん、お兄さん

支店に口座を開設していたので、営業の担当者というのが最初から一応決まっていました。当初は半年とか1年程度の短いスパンで担当者は変更になっていましたが、ここ20年ぐらいは、担当は、最初はお姉ちゃん、で、彼女が退職した後は現在の担当くんと、かなり長期で変更されていません。

最初の長く担当してくれたお姉ちゃんは、担当をしてくれている間に、言うこととか見かけもかなり変わって、営業として力をつけてきているなぁというのを感じることがよくありました(って、上から目線かい! 多分、自分の方もこの期間で変わっていっていて、現在の運用スタイルのベースが構築されていったのだと思います)。

今の担当くんも、あれこれ経験を積んで、支店の中で主力として活躍しているのだろうなぁと感じることがあります。

という大和証券ですが、現在はIPO関係以外ではほとんど利用することがない状態となっています。いろんな意味で「使えない」証券会社となっている面があり、それは企業としての大和のリテール戦略の課題とも重なる部分がかなりあるように思います。さて、それは?。

つづく。

 

 

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