ＩＲセミナー7638NEW ART HOLDINGS(1) ジュエリーってうさんくさい？
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ＩＲセミナー7638NEW ART HOLDINGS(1) ジュエリーってうさんくさい？
まったく無知な分野
昨日のＩＲセミナーの一社目がここでした。
ジャスダック上場の企業で、ダイヤモンドを中心としたブライダルジュエリーを中心とした会社です。他にラ・パレルというエステや絵画販売等のアート事業もてがけています。
ヤフーファイナンスはこちら。
業界的にはまったく知りません。って、知らない業界ばかりですが、とりわけ縁遠い感じがします。かつ、なんか宝石、ジュエリー関係って、うさんくさい印象がないですか？。が、今回は逆にまったく知らない業界だけに興味深く話を聞くことができました。
で、珍しく、寄りで打診買いしてみましたよ。
意外に、完成された高い利益率のビジネスモデル
ジュエリーといっても、価格も内容も様々なものがあると思うのですが、ここは、他のエステやアートのセグメントは別として、基本的にはブライダルジュエリーにほぼ特化したビジネスをしています。
で、川下から川上まで、まあ、一気通貫的なビジネスになっていて、そこでかなり高い利益率を確保し、とりわけ前年度と今年度の比較では約30%程度売上を伸ばしています。このご時世、若年層の人口が減少し、また結婚の形も様々となっている状況下で、まず、この伸びというのがかなり高いです。
だいたい国内のブライダルジュエリーの市場というのは1,600億程度あるということで、その中で、ここの売上高は125億程度ということです。たから、10%までいかない、8％程度ですか。
まず川下からといっても、いきなり南アとかで原石の採掘からしているわけではなくて^^;、1994年の創業の翌年にはイスラエルに現地法人を設立しています。なんでイスラエルかというと、ダイヤモンド原石の取引市場があるからで、世界でダイモンドの原石の取引市場があるのは、イスラエル、そして、インド、ベルギーだということでした。んなこたー知らんよ・・・。
で、原石の加工、カットから、店舗での販売までを手掛けるわけですが、ここは集客の手段としては意外とＷＥＢによる広告などが効果をあげているということでした。あとから、収益に大きな影響を与える要因というのはなんですかと聞いてみたのですが、間髪入れず、まず集客ですというコメントがありました。まあ、そりゃそうでしょう。ブライダルジュエリーをそんなに何回もリピートで買ってくれるというのはないわけで、新規のお客さんをどれだけとってこられるのか、しかも有望な見込み客をどれだけ引きつけられるのか、ＷＥＢでもテレビ広告でも方法は色々あるでしょうか、対費用効果を勘案して、よりすぐれた集客の方法というのを日々工夫し改善しているはずで、ここが成功しているとすれば、それは大きな強みの一つとなります。どうなのかな、結婚5年、10年とかもっと長いスパンなんかで、お客さんに営業をかけたりすることも積極的に取り組んでいるのか？。
が、いくら見込み客が取れても、それが実際の成約につながらないことには収益にはつながりません。ここでは店舗での丁寧に接客、その質なり手法を高めていくことが求められますが、NEW ART HOLDINGSはここのところの成約率が業界内でもかなり高いということなのです。
というのは、もちろんも店員さんの質とか接客術ということがベースにあるのでしょうが、ここのジュエリーはどこまでどの程度かというのはよくわかりませんが、基本的にはお客さんの要望を取り入れた形で一つ一つオーダーメイドによってつくられるということが成約率に大きく影響していると思われます。在庫の既製品を売ってはい、終了ということではないわけです。
これは逆にいえば、在庫をかかえないビジネスであるとも言えます。ジュエリー関係で業績が厳しくなるのは、この在庫を抱えて、動きがとれなくなるような状況というのがよくあったということです。それはここには基本的にはない。
なので、この現代的なスタイルも取り入れた集客、マーケティングのノウハウ、そして接客、店舗の店員の質、その育成システム、在庫を持たないオーダーメイドのシステム、こういったことはいずれも強みになり、ここはそう簡単に真似できる部分ではない、ジュエリーを売るということそのものについては難しいことではないのでしょうが、この原石仕入れから販売までの事業のスタイルについては参入障壁は相当に高いと思われます。
なお、ここのブランドは「銀座ダイヤモンドシライシ」と「エクセルコ ダイヤモンド」です。両方とも個人的にはまったく知らん^^;。
今回はこれぐらいで勘弁しといたろー。次回につづく。
