試算 6412平和 株主優待割引券 売却時の利回り 

試算 6412平和 株主優待割引券 売却時の利回り

400株クロスの場合

既に3月優待取得の段階に入ってきました。既に400株確保し、さらに400株追加を検討している6412平和の場合のコストとリターンを試算してみます。

400株で優待券8枚、株価は週末の2,267円で試算。400株の約定代金は906,800円とします。

買い

一般信用取引「いちにち信用」 年1.80%(1注文の約定金額100万円未満)→金利45円

くれぐれも、いちにち信用を放置して強制決済とならないようにしましょう。

売り

現物株は貸株扱いにして年1%で計算
一般信用取引「無期限」 年1.10%-貸株金利 0.10%→25日約定であれば日数は36日。金利は概算で920円。

取得コスト合計

事務管理費 新規建て約定日から1カ月経過するごとに発生する管理費です。
制度信用取引・一般信用取引 1株あたり11銭(税込)。400株であれば44円ですが、「売買単位1株単位の銘柄については1株あたり110円(税込)。ただし、同一銘柄、同一日に成立した売付株数又は買付株数をそれぞれ合計し100円に満たない場合は110円(税込)」を適用して110円。

取得コストは、楽天の大口適用、一般信用売り、現物は貸株扱いという条件だと、概算で1,075円となります。25日約定の場合です。

優待券 落札状況

ここの優待はゴルフ場関係の券ですが、優待券8枚はヤフオクで調べてみると、だいたい1.7万-1.9万程度で落札されています。落札数は多く、相場はほぼ安定的に推移していると見られます。ここでは仮に1.8万円落札で試算してみます。ヤフオクの場合は、プレミアム会員の場合で落札価格の8.8%のコストがかかります。ということで、手取り金額は16,416円となります。

運用利回り

手取り金額16,416円-コスト1,075円=15,341円が収入金額です。

単純に収入/投資金額だと1.7%程度となります。

、90.68万円を36日間固定してのリターンがこの金額ですから、年率換算では、これは17%超の利回りとなるはずです。

また、私自身が目安としている「コスト1/3の法則」(取得コストと取得優待価値の比率)に照らすと、コストは1/15程度で、十二分に合格です。

さらに運用利回りをあげるには?

一般信用の金利や売買手数料は、現在では楽天の無期限と1日信用の利用が安いでしょう。
これを一ヶ月未満の期間になるところでクロスできれば、事務管理費分が節約できる上に、1日に約25円の金利節約にもなります。約300円弱程度の低減か可能でしょう(そこで楽天の無期限一般信用があれば)。となると、年利回りではこれは20%を超える計算となります。

リスク要因

優待券の落札相場が大きく下落した場合は、リターンは大きく低下しますので、ここがリスク要因です。
なお、チケットショップでの優待券の買取価格はいつも見ているアクセスチケットでは1枚1,650円となっていました。

その他

個人的にはこれは今の時期の取得でも十分に納得できるリターンです。これは値動きのリスクをとった株式投資ではなく、現金の運用と考えてです。

500株+500株の優待取得であれば、この銘柄のみで、賃貸住宅借入金の一ヶ月の金利コストをまかなえて、おつりがきます。

今のところはまだ楽天の無期限で残があるでしょう。ただ、2月優待クロスの資金が戻ってくる状況になると、有利な銘柄の在庫はどんどんなくなる可能性があると思います。

これが一般信用短期の3.9%金利適用だったとすると、コストが同じになるのは3月中旬、権利確定日の10日ほど前の約定ということになると思われます。

ひきつけて低コストの取得を狙うのも一案ですが、さして大きな違いがなく納得できるコストとリターンであれば、順次、早めに取得していくというのもありかと思います。個人的には後者のスタンスを原則として対応していきますが、3月はとにかく優待銘柄が多くて資金が分散しますので、銘柄によってはかなりひきつけての低コスト取得も可能な場合があるかと思います。

なお、上記試算には数字の誤りがあるかもしれません。実際の投資にあたっては個々の判断でお願いします。

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