パーフェクト・ワールド
これはNHK・BS録画分。かなり前に録画したものです。
んー、クリント・イーストウッドらしいなぁという一作。犯罪者と人質にされた少年の逃避行。約束されたような悲劇的結末。ラストの20分ぐらいは圧巻です。
クリント・イーストウッドは一見、救いのないような物語を描くことがよくあります。まあ、「ミリオンダラー・ベイビー」なんかもそうですね。
その中で、なんだろう、人の心の本質とか、人と人の関わり方の本質みたいなものを浮かび上がらせるような手法とでも言いましょうか、そのあたりがうまい。
この映画の中の一つの焦点というかポイントは、招き入れられた家で、子どもを殴る父親に対して異常なまでに感情を爆発させる主人公の姿です。
これは文化的には全然違う状況の中で生まれ育った人にも伝わるところがあります。それはやはり本質が描かれているというところがあるからでしょう。
これは未見でしたが、いや、やはりよかったですね。