図書館本。

一見、「とんでも」系のご都合本のような雰囲気(^_^;)がありますが、この本は基本的には「まとも」です。

つまりは、個別企業のファンダメンタルズをもとにした小型株への集中投資をすすめているわけで、これがうまくいけば資産がハイペースで増加することは十分にありえます。

が、この発想と分散投資の発想は意味が違うので、そこをわかっていてわざと分散投資について否定的ととれるような書き方をしている点はちょっと気に入りません。

本書では個別企業の分析の視点をもっと深めてほしかったという感じがしました。

また、この方法はタイミングによっては10-20%の損切りの連発となる可能性があります。メンタル面も含めて、うまくいかない時の対応の仕方などについても書かれているとよいですね。

また、上昇した場合、つい利益確定を優先したくなって、その後の上昇の大きな利益を取り逃がすことがありますが、そうならないための対応方法も重要かと思いました。