我らが少女A/高村薫

図書館本。高村薫さんは、まれに軽めのものもありますが、まあだいたい読むのに時間がかかる。しんどいです。ふーっ・・・・。でも、とても好きな作家さんです。

最初の方で女性が殺されますが、それ自体は話の本筋ではなく、そこから派生するかつての事件とそれに関係する人々の思いを丁寧に緻密に描いていきます。

人は、どこかになにかの「ひっかかり」をもって生きていることが多いです。そういうものをかつての未解決事件を中心にしてあぶり出し、えぐり出してみせた、なんかそういう感じですね。スッキリ感はないです。かといって不快感が残るわけでもない。多かれ少なかれ、人が生きていくというのは「こういうこと」なのかもしれないと思ったりしました。

ADHDの登場人物の描写が秀逸だと感じました。変に映像化しないでほしい作品。

なお、合田雄一郎と私はほぼ同世代です(知らんがな)。

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