3480ジェイ・エス・ビー なぜ明示した配当性向に即した配当予想にしない?
3480ジェイ・エス・ビー
半期決算はこちら。数字としては堅調なものかと思いました。しかし、以前もそうでしたが、今も、出されている配当予想の数字について疑問あり。
業績的に非常に厳しい状況に陥っているとかいうことではないですしね、ここは。
IRの窓口から下記の質問を送ってみました。さて、どういう返答が来ますか。配当予想以外の質問は、ついでにという感じです。
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お世話になっています、株主総会で質問等させていただきました○○です。
半期決算の方、ざっと見せていただきました。堅調な数字でとりあえず安心しております。以前にお聞きしたことと重なる部分もありますが、以下について教えて下さい。
・株式分割について
要望していた株式分割について実施され、嬉しく思っています。
分割以前と以後で、株式の売買代金については変化がありましたか。増加しているのでしょうか。増減の比率はどれぐらいでしょうか。
株数ではなく、売買代金での比較が適当かと思いますので、教えて下さい。こちらで出来高の検索等で調べることもできますが、把握しておられると思うので。
株主数については分割前後で変化はありましたか。どの程度の増加になっていますか。
全体として、株式分割については流動性の向上や株主数の増加等に寄与し、当初の意図どおりになっていると評価されていますか。
・配当、配当予想について
2020年10月期の連結業績予想のEPSは251.26円なのに対して配当予想は28円となっています。
前年に配当性向目標20%を示されていますが、依然、実際に示されている配当予想の数字は11%程度で、示された目標の半分強にしかなっていません。
株主総会でもお聞きしましたが、なぜ配当性向を明示されたのに、それに対応した配当予想としないのですか。
現状ではそれに近づけようとする意図すら感じられませんが・・・。
現状では配当性向目標を明示した意味がわからず、実質的には無意味ともとらえられ、さらに言えば、投資家を惑わすような状況とも言えます。
成長分野への投資等へ手元資金を向け、業績の向上で株主還元をはかるということであれば、それはそれとして理解できますが、配当性向目標を明示した上て現状の配当予想はやはり理解が難しいです。
ここは明確に見解をお伝えください。現状のままですと、また株主総会でお聞きすることになります。
・コロナウィルス関係の影響について
有価証券報告書等に記載されている以外で、足元のところで新型コロナウィルスの影響が見られることはありますか。今後の可能性として考えられることはありますか。
・株主優待設定について
検討されていますか。最近は長期保有者のみ限定の優待を設定するところも多くなっています。当初からこれを意識した優待の設定も考えられると思います(初回のみ全株主、以後は長期保有のみ優待対象とするなど)。
現状、御社は知名度の点では課題が大きいと思っています。かなり株式投資に詳しい個人投資家でも、社名だけで会社のことがすぐに通じる場合はまれで、単なる不動産管理の会社的にしかとらえられず、参入障壁、売り手市場となりやすい独自性などは広く理解されているとは言い難いです。
またコロナウィルスの状況の改善がすすめば、個人向けのIRセミナーを東京、また関西で継続的に実施してほしいですが、株主優待は広報的な意味での効果は、株主公平の原則からの逸脱という疑問点があったとしてもやはり相当に大きいと思います。
できれば御社の特徴を生かした独自性のある形で、ぜひ実施をしてほしいものだと思います。
中心的な疑問点は明示された配当性向と配当予想の乖離です。ここについては明確なコメントをお願いします。
なお、回答内容については、その当方で理解したその趣旨について個人ウェブサイト等で記載することがありますので、あらかじめご承知おきください。
回答は特に急いでおりませんので、ご検討の上、お知らせいただければありがたいです。
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