インベストメント・トレーディング・キャッシュ(2)
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インベストメント・トレーディング・キャッシュ(2)
トレーディング=Trading=投機
「安く買って高く売る」か「高く売って安く買う」か、売買により利益を得ようとするもの。
時間軸については、1秒未満から、非常に長期のものまでありえる。非常に長期の場合、投資=Investmentとの区別は困難。
そもそもTradingを「投機」という言葉で表現していいのかも見解が分かれそうではあります。
別に投資でも投機でもよくて、区別する意味があまりないという考えもありえますが、個人的には、意識の上ではこれは基本的には別物として区別しています。
例えば、IPOで公募をもらって初値近辺で売るとか、初値で買ってすぐに売るというような売買は、別にその対象が投資対象として適格かどうかというったことはほとんど意味がなく、単に需給的に、買ったよりも高く売れそうなので売買しているだけのことです。
とりわけ公募で取って初値前後で売却するIPO売買の場合は、相応のエッジ(有利さ)があることは明白で、無論個別のケースでは損失が生じることもありますが、逆に一回の売買で大きな利益につながることもあり、トータルではかなりの利益の蓄積となっているはずです。どうだろう、3,000万ぐらいでしょうか。もうちっょと多いかもしれません。
他は投資銘柄について、部分的に売買で利益を確定したり買いコストを下げたりするような細かいTradingの売買を組み合わせる場合があります。これらは、できれば「しないよりはした方が多少はよかった」と言えるような形をめざしています。
例えば今日の5384フジミインコーポレーテッド100株を信用売して30円下落して買い戻したような形がこれです。これで3,000円弱の利益が出たことになり、この分、保有300株の買いコストが1株につき10円程度は下がったことになります。
ただ、IPOを除いたポートフォリオの銘柄の売買は、Trading的な細かい売買は副次的なもので、あまりメインのところの資産運用とは関係がありません。エンターティンメント的な部分もありますし。
つづく。