父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え
図書館本。
基本的にインデックスファンド投資推奨本。
・クレジットカードで借金とかするな
・余裕資金は投資にまわせ
・投資はインデックスファンド一択
・市場は暴落したりするけどジタバタせずに投資を継続せよ
っていうことです。
それでいいなら、そりゃそうね状態・・・。「お前の話はつまらん!」とも言う。
低コストのインデックスファンドは相応に合理的な投資方法だから、別にこれでいい人にはもうこれでいいかと思いますが、個別銘柄への投資はやはり面白いのですよ。エンターティンメントになりますから。本書ではこういう視点は皆無です。むしろ、それをするとインデックスファンドに負ける可能性が高いよー的記述が多いです。これはアクティブ運用のファンドなどについての指摘が多いけど。
こちらは、ベースは効率的市場仮説の立場でインデックスファンドをすすめてますが、個別銘柄に投資したいのもわかるよー、やるならやってみれば的なことを書いてくれているのがよいです。まあ、この本は行動ファイナンスなど、効率的市場仮説とは矛盾するような最近の動向なんかも改訂があると取り入れているところがあり、だからこそ、単なる「古典」ではなく、リアルに生き続けている本になっていると思いますが。