株主優待銘柄には投資しないが、株主優待の獲得数は史上最高になる(1)

株主優待銘柄には投資しないが、株主優待の獲得数は史上最高になる(1)

散々、優待銘柄についてあれこれ書いておいて、なんやねん?のタイトルと思われたかもしれません。ですが、既にあれこれ書いてきているとおりのことですが、最近の感覚としてはこのタイトルどおりなのです。

株主優待銘柄には投資しない

「株主優待銘柄には投資しない」というのは、ちょっと省略があって、正確ではありません。

株主優待を取得することを主目的とし、実際に資金を投じ株価の値動きのリスクをとって株式を保有することは原則としてしませんということです。

株式を保有しなければ株主優待はもらえないので、これは矛盾しているようですが、後述の信用取引での優待クロス取引を活用すれば値動きのリスクを排除し、コストもほほ確定した形で優待を取得することはかなり多くの銘柄で可能です。

現在、保有している日本株のポートフォリオの中でその選択の理由として株主優待が関わっているのはオリックスぐらいです。オリックスは、事業の幅広さや割安感とともに、配当+優待利回りの高さということを選択の理由として考えそれは現在も変わりません。

他は、優待もあるしということでなんとなく残していたトーメンデバイスの株価がここのところ上昇し、別に売却する理由もないので保有を継続しているぐらいです。

それ以外は保有している銘柄に優待がついているだけで、別に優待があってもなくてもそれは保有理由とは関係がない場合がほとんどです。

 

インベストメントを基本としてトレードを組み合わせるスタイル

株式の運用については、中長期での投資、保有により企業の成長を株主として享受しキャピタルゲインを得る、ことを基本として、そこに比較的短期、あるいは超短期でのトレード、安く買って高く得るか高く売って安く買うトレードを部分的に組み合わせるというスタイルをとっています。もうろん、保有期間で配当、分配金、優待、貸株金利などのインカムゲインが得られますし、積み重なるとその金額は相応に大きいです。

ただ、株主優待は、値動きのリスクをとってまで、それを主眼、主目的として実際に資金を投じて買おうという意識はどんどん薄くなっており、逆に優待もあるからとなんとなく残していた細かい銘柄については既に売却しているものがいくつかあります。例えば、フジ・メディア・ホールディングス、尾家産業、朝日放送、ハウス食品などがこれに該当します。

ここらは個々の投資スタンスと関わりがあることで、別に個々で「実際に資金を投じて優待がある銘柄を保有します」ということであつても、それはそれで別に全然構わない、お好きにどうぞということでしかないですが、とりわけ優待クロスで相当の優待がそこそこ効率的に取れる状況下においては、私自身はこのように整理をしています。

つづく。

 

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