IPO 普通の個人投資家は、雪国まいたけのような・・・・(2)

雪国まいたけの評価点

1379ホクトとの比較で割安

きのこといえば1379ホクト。ホクトは長野で、雪国まいたけは新潟。以前からのライバル関係だたと思いますが、得意とするきのこの種類が違うのかな。で、お互いに相互進出しているような感じでしょうか。

あ、ホクトはずっと100株持って放置しています。安定配当+優待(以前のクソまずいアガリスクエキスは選択性になってもらわなくてもよくなった)もあり、業績も堅いです。売る必要、意味がないので、そのまま保有を継続しています。

ホクトとの比較でいえば、雪国まいたけのPER20倍というのはとりあえず設定は割安になっています。
売上ではかなりホクトの方が多いのですが、目先の利益では雪国まいたけの方が上になっていて、収益率が高いということになります。この違いが生じている原因がなんなのかがよくわかりませんが・・・。業界に詳しい人はここらの判断が可能なのではないかな。

「きのこ」への集中を好感

企業の沿革を見ると、ここのとろ、野菜、納豆、もやしなど、きのこ以外の分野へ多角化していた事業は譲渡等ではずし、逆にタカラバイオからきのこ事業を取り入れたり、マッシュルームの企業を子会社化したりしています。
つまりは、舞茸だけではない、きのこの種類としては広げているか、ぎのこ以外の事業は除外して整理するような形にしており、「きのこ」の集中する形をとっているように見えます。方向性としては非常にまともで、ここのところの経営は、かつての混乱期とは異なり、極めて正統な方向に進んでいると考えていいのかもしれません。

配当42円+一応、優待もあります

配当は42円の予想です。今年は春から夏の閑散期、非需要期についてもそれなりに売上が堅調に推移しているという指摘もあります。ホクトの四季報にも同様のコメントがあったりします。42円配当とすると、公開価格を2,400円とした場合の配当利回りは1.75%ですから、大したことはありません。
あと、「毎年3月末日の株主名簿に記載された1単元(100株)以上保有かつ6ヶ月以上継続保有の株主様に対し、3,000円相当の当社商品をお届けいたします。」という優待もあります。9月に保有しておれば当初からの6ヶ月しばりも問題はないんでしょう。まあ、このインカムゲインの部分は「普通」です。

 

初値水準とセカンダリーに注目

ということで、当初の印象よりもここは中身は悪くない感じはしますね。業界の専門的な視点からはどうなのかの判断が聞きたいところですが。

とりあえずは初値水準がどの程度のところでどうなるかが注目されます。それ次第、公開時の地合い次第で、セカンダリー参戦というのは考えてもいい、意外とぶっ飛んでくるマザーズ高騰銘柄わよりも低リスクかもしれません。

ということで、苦手な創薬ベンチャーのように最初からスルーではなく、ここはそれなりに注目して見ておきたいと思います。

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