IPO初値買いスキャルピング考 2020.11バージョンアップ(3)

IPO初値買いスキャルピング考 2020.11バージョンアップ(3)

いい「負け方」をすることが決定的に重要

この売買は勝率は高くはなりますが、すべての売買で利益を挙げることは無理です。

であれば、いい「負け方」をすることが決定的に重要となります。10勝1敗でも、その負けの大敗で10勝の利益をすべて吐き出すようでは意味がないですから。

買った場合の勝ち方と負けた場合の負け方を総計して、全体として利益が考えていたように出ればそれでいいわけで、あまり個々の売買の勝ち負けを云々するのではなく、その勝ち負けの金額と全体としての勝率というのを勘案して取引をすることが肝要です。

裁量での損切りをしていると、傾向としてどうしてもそのタイミングが遅くなりがちになったりします。今年の売買でもその傾向があり、17勝2敗の2敗部分で利益の1/3弱を失うようなことになってしまっています。

ただ、機械的に細かい値幅での損切りを設定すると、すぐにその損切りの水準に達してしまい、細かい損失を連続して出していくことになりかねません。一度、若干の下落をしてから切り返すという形はよくあるので、ここの部分のそれなりのアジャストというのが難しいなと感じます。

株価は結果的には初値前後のところから大きく上下に動きます。それは数時間とか1日という単位ででもですし、もちろん、数日とか一ヶ月、半年、年単位とかではさらに大きく動くのが普通です。こうした後からの株価を見て、本気で「たら・れば」で悔やんだり、不満感が残ったりすることがないようにしたいです。時間軸が異なり、質的に意味が違う取引、売買を、結果論の後講釈で比較することは意味が薄く、そのことが後の売買などに生かされるということにもなりません。初値買いスキャルピングの売買は、すぐに決着し、その売買そのものの評価をあとで行えばよいかと思います。

売買の工夫、発展型

最近は1単元ではなく、複数単元、10単元などで参戦する場合があります。というか、約定代金を考えて複数単元で参戦する場合が普通になっています。
例えばこの時に、一部をスキャルピングで利益を確定し、一部は残してトレーリングストップ的売買に移行するなど、売買の工夫を考えたいところですが、これは実際にはできていません。全株で即座に利益を確定してしまっています。これはあらかじめラダー状に注文を出し、値動きを利用して利益を伸ばすようなことが可能な場合もあるかもしれません。

また、銘柄の人気度や独自性、需給状況(売りが出やすい銘柄かどうか)なども勘案しながら、参加の可否についてのルールを確立する、損切りの値幅等についての検討など、さらによい形にしていくことも課題です。とりわけ、納得のいく「負け方」の検討と実施が最重要課題で、ここで一定の到達点に至れば、金額はそんなに大きくなくても、安定的に利益を挙げやすい方法として、この売買が確立していく可能性があると思っています。

現在は楽天の1日信用でのセット注文を利用することが多い

この売買は、現在は楽天証券の信用取引でのセット注文を利用することが多いです。

初値形成が翌日に持ち越しになる銘柄の場合、信用取引の規制が入りますので現物取引になってしまい、信用での売買は初値持ち越しの場合はできません。即金あけでの買い需要復活を狙うという方法もあるようですが、ここは取り組めていないし、検証もできておりません。

感覚的な得手不得手でいうと、いきなり初値が公開価格の倍以上などにぶっとんでくるような銘柄はどうも苦手です。初日に初値が形成され、地味にPassive-か+あたりからスタートしていく銘柄の方が取り組みやすいです。

楽天のセット注文でよい点は、最初からセットで信用決済の注文を出しておけるところです。それも指値ではなくて値幅で注文を出せるところがよいです。

なぜこれがいいかというと、初値で買えてから、いちいち手動で利益確定の注文を出していたのでは、タイミング的に遅すぎて利食い、利益確定ができず、初値からわずかに株価が上昇してその後すぐに下落に転じてしまうような場合に利益を取り逃がすようなことがあるからです。

値幅であらかじめ注文を出しておければ、買えた瞬間に指値での売り注文が入ることになりますから、このリスクは避けられます。

ただ、値幅注文は、ごく短い時間の場合、その株価に到達していても、成行の売買や注文時間などの関係で、約定しない場合もあるので、そこは留意が必要です。

また、現在は逆指値の注文はできないので、損切りの場合は手動で注文を入れないといけません。

12月IPOで実践しつつ検証

今年も12月には多くのIPOがあります。当初での配分は小型のものについてはなかなか難しいと思いますが、セカンダリーであれば自己判断でいつでも参戦は可能ですから、また実践しつつ検証もしていきたいと思っています。

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