3197すかいらーく 優待クロス考

3197すかいらーく 優待クロス考

日興で残数あり

6月優待ですが、よく知られた、かつての「横綱」優待銘柄の3197すかいらーく、2021/04/03 10:33現在、16万株強ほど、一般信用売の残数がありました。

優待改悪以前であれば、すでにこの時期でのクロスでも十分に取得コストに見合うリターンがあったと思われますが、現在はどうでしょうか。

現在の優待内容

現在の優待内容は以下です。

優待権利日:12月末日・6月末日
株主様ご優待カード
100株以上 2,000円分
300株以上 5,000円分
500株以上 8,000円分
1,000株以上 17,000円分

効率からいえばこれは100株が有利です。優待はとりあえず最小単元が最も効率的に有利という場合はわりと多いですね。

日興で、来週末でのクロスでの取得コストは

100株 518円
300株 1,554円
500株 2,592円
1,000株 5,185円

となっています。

実質価値の低下、「実需」のあるなしで価値に違い

上記の優待内容は、以前と比較して、まず金額が大幅引き下げになっている上に、かつては紙の優待券だったものがカード方式に変更になっています。で、現在は、これはオークションに出しても、額面の80%程度でしか売却できません。実際に店舗で使用する「実需」がある場合と、最初から売却を考えて取得する場合では、その価値がかなり異なるという点も考えておきたい点です。なお、同じ食事券系の優待でも、例えば木曽路などはほぼ額面と同等の価格でのオークション入札があるところもあります。

オークション売却での利回り

例えば、1,000株で優待を取り、額面の80%でのオークション落札があった場合、オークションコストを落札価格の8.8%とすると、手取り額は1,2420円。ここから証券会社コストを引くと、実際の手取り金額7,218円です。

すかいらーくの株価は1,653円です。来週末に約定とすると、決裁までの期間は80日。つまり、1,000株だと165.3万円を80日間固定して、7,218円が得られるということになります。

7,218/1,653,000☓360/80=1.96% 20.315%の税引き後の1.96%/年であれば、税引前だと2.45%/年程度。つまり、これは「80日2.45%定期預金」に近い運用利回りという計算になります。
無論、それぞれの数字は仮定のものですが、およそのイメージとしては現状はこんなところということにはなるかと思います。

現在、預貯金はもちろん、社債等でもこの利回りが確定しているような金融商品はまずないです。3ヶ月期間固定の退職金定期などは以前は似た利回りになるものがありましたが、今はどうでしょうか。ちょっと最近の状況を見ていないですが。

他の6月銘柄の方がよいかも

さて、これをどう考えるかですが、6月優待での食事券系の他の銘柄の場合、資金固定期間がもっと短い形での取得が可能な場合が多いです。これは例えばのマクドルルドなどになりますが、他にも該当銘柄があります。そのため、期間での利回りで見れば、マクドナルドの方が利回りはよくなるでしょう。

ただ、どうせ資金としては浮いていて、別に期間利回りはそんなに意識しなくてよい場合もあります。なので、改悪されたといっても、すかいらーく優待が他社と比較して非常に劣るということもありません。

結論

結論的には、かつての「横綱」格の優待内容には程遠くなってしまいましたが、すかいらーくはなお有力な優待銘柄ではあり、資金枠的に余裕があるのであれば取得を検討、実施する意味はあると思われます。が、別にすかいらーくを特別視する必要や意味はなく、これは資金枠や他の銘柄での優待取得との兼ね合いで判断されるところかと思います。

また、上記で書いたように、日々、昼食などで利用し実質現金と同等の価値がある場合と、最初から売却ねらいで取得する場合ではその価値がかなり違いますから、こうした個々の事情等も考慮して判断するということになるでしょう。

取得については、とりあえず日興で残数がある時に予約しておき、週末の状況で実際に約定するかスルーするか判断する。金曜のところで新たに週末の予約が可能な状況であれば、すでにあるクロスのポジジョンは一度解消して、週末に設定しなおす形でコストを少し削減するのも多少は意味があるかと思います。

ということで、とりあえず予約しておきましょうか。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です