来週の方針(2)IPO

今週はBlueMemeが公開でした。主幹事から100株割当があったのですが、初値は全くの期待はずれ。それでも薄利はありましたが。IPO市場の地合いが急速に悪化し、初値水準もセカンダリーも資金の入り方が弱く、なかなか勢いがある状況にはなりません。

こうしたことは自分ではどうしようもないことで、IPO投資をしていれば循環的にIPOマーケットの地合いが変化することは経験してきていることですから、なんということはありません。

銘柄選択や売買の判断は自分で可能なところですので、その時々でベストとはいかなくても、ワーストではないような選択をしていくだけのことです。

さて、来週はSBIのポイントで取ったBCCの公開があります。規模は小さく有望感はありますが、この全体としては低調になってきているIPOマーケットの地合いの中でどこまでいけるのか。個人的には今年のIPO関係の損益はここまで142万ちょっとになっているので、来週で150万は超えておきたいところです。

結局のところ、IPOは、

・新規性、独自性

 銘柄そのもののキャラクター。これまでにない新しいビジネス、上場されたことのない事業内容、業態などの「初物」は歓迎され、逆にありきたりに見える古い企業は低評価になりがち。

また、その時々で時流に合ったと思われる事業内容は評価が高くなりがち。

・業績

 トップラインとともに利益水準がどのように変化してきているのか。当然、成長性が高いと考えられる方が評価は高くなります。絶対水準より変化率とトレンドを事業内容との関わりで見るべきか。

・需給

公開株数、公開後にVC等から売られる可能性がある株数、海外投資家や機関投資家の動向等、目先の売り手、買い手の需給動向は、とりわけ最初の段階では重要。

・地合い

IPOマーケットの状況がどうなのか。水準はともかく、とりあえずなんでもそれなりには買われるような地合いもあれば、続々と予定されていたIPOが延期や中止になるという最悪の地合いというのもあります。

というあたりをどう判断するかというところになるかなと思います。

また、初値形成後とか、翌日、しばらくたってからなど、その時々で需給や地合いが変化して、どちらかといえば企業そのものの中身の評価とその水準が問題となってくることが多いように思います。

IPOも、抽選にあたって初値売却で終了という形だけで終わらず(但し、初値売りそのものは堅実な方法ではある)、その後も見つつ、投資を検討してみる方が有益かなと思います。

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