三味洪庵(蕎麦屋)&しぶい美術館2つ(4)泉屋博古館
岡崎の文化ゾーンをぬけて泉屋博古館へ向かいます。「いずみや」ではなくて「せんおく」と読みます。「せんおくはくこかん」です。
場所は鹿ヶ谷通りの南端部、丸太町通との角です。
入り口。
内部。奥の平屋の建物では茶道具などの展覧会が同時に行われていました。
今回のメインの展覧会は
「泉屋博古館 泉屋ビエンナーレ 2021 Re-sonation ひびきあう 聲
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■中国青銅器のもつクリエイティブな側面に着目するべく、現代鋳金作家に中国青銅器からインスピレーションを受けた新作を依頼、各作家のそのほかの作品とあわせて公開します。」
というもの。
まず、中国の古い様々な青銅器が、まあ、嫌というほど展示されています。ひとつひとつがなかなかすごいもの。で、それがまた古い。紀元前10-11世紀とかいうような遺物がたくさん展示されています。これだけでかなり圧倒されます。古いものだと3,000年ぐらい前のものが、目の前にたくさん展示されています。用途も描かれている図案や意匠も様々。これ、鉄だと酸化してしまってボロボロになり残らないのだけど、青銅はさびても残る場合がかなりあるんですね。
そして、現代の作家の作品。こちらは撮影可能でした。これもなかなか面白かった。東京芸大の院を出たような方の作品が多かったです。
ホワイトバランスを変更。
このあと、奥の建物の茶道具展も見ました。茶碗とか茶入れなんかはまだ見て感じるものはあるのだけれど、杓とかいっぱい展示されても、わからんよー。
しかし、全体として、このコレクションはものすごいです。というか、出されているのはコレクションの全体からすればほんの一部なんでしょう。国宝、重文を含む膨大なコレクションは住友の財力があってはじめて可能になったものということなんでしょう。それも実感しました。
そんなにすごく混雑しているということもなく、ゆっくり興味深い展示が見られてよかったです。
ということで、ここからは南禅寺をぬけて蹴上の地下鉄駅に向かいます。
つづく。