IRセミナー 3804(株)システム ディ いつもどおり 工夫してくれているのが伝わる

ということで、今日は大阪の日本証券アナリスト協会のIRセミナーでした。

一社めは毎度おなじみの3804システム ディです。

特定の分野で高いシェアを誇るソフト屋さんで、クラウドによるソフト提供、継続使用によるサポート収入などストック化比率の向上などで、業績は堅調です。

投資判断はホールド継続です。500株ほどあるだけですが。証券会社のアナリストさんのレポートなんかだと「ホールド」というのは売りに近かったりもしますが、ここは普通に実際の保有を継続することで特に問題を感じません。

新規契約を継続のサポート契約につなげてストックビジネスにしていくというスタイルは珍しくありません。

が、このことにより、一定の基礎的な収益を確保することができ、その利益をまたソフトウェアの改善や営業活動にまわしていけるようなサイクルが相応に確立し、会社として一定の達成感もある状況になりつつあり、それでいてシェアの拡大などまだここからの伸びが有望な分野のソフトもあるというような状況かと思います。

株主総会後の説明会でも感じましたが、このコロナの状況下であるからこそ、積極的な営業姿勢でフローの部分の新しい契約もとりにいく、その姿勢を強くしているという印象をもちました。

ここはIRの方に質問したりすると、社長さんがすぐに返信してくれたりします。

IRセミナーのプレゼンについても、個人向けの内容としてはわかりにいく点があると指摘すると、そこの部分を改善し工夫してくれたりもします。今回は各ソフトの実際のデモの画面をプレゼンの中に取り入れてくれていました。

全体として業績についてはここから2-3年ぐらいはここまで伸びてきた形がさらに進むであろうことは実感できます。

ただ、質問もしたのですが、そこから先の現在とはまた次元が異なったステージへの飛躍というところまでは見通すことができません。そのあたりの可能性が実感できるようになれば、株価もさらに一段、高いところもめざせるのではないかと思います。

単にクオカードを配るとかではない、戦略的な株主優待の活用なども検討してほしいところです。

それは以前に以下の投稿で書いております。

3804(株)システム ディ 株主総会 (3)資料等の工夫やIR戦略としての株主優待制度の活用

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