棚からつぶ貝
図書館本。
珍獣ハンター、イモトのエッセイです。イモトを嫌いだという人はいるのかなぁ。少ないと思いますが。
本書は彼女が出会ったいろんな人たちのことを書いているのだけど、結局、みんな「いい人」というか、「いい人」のことしか書いていないです。
まあ、厳しい世界に身を置いていれば、理不尽なこととか、腹の立つこととか、うっとおしい奴とか、嫌いな輩とか、そういうのいっぱいあるはずだけど、そこは基本的には一切ふれずに、ポジティブなことばかりを書き連ねていく。なので読後感もスッキリというか白い感じがします。
まあ、それはそれでいいのだけれど、大小のトンネルをくぐった先での明るい今といった話も読んでみたいようにも思います。