サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット Review(2)一章

一章のところでは「おかしな人は誰もいない」として、それぞれのお金に対する価値観、判断は、それぞれがおかれている状況、立場、経験してきたことなどに影響され、合理的、効率的ではないように思える判断、行動にも、それぞれの理由があって、相反するような判断、行動もそれぞれ意味があるのだということを述べています。で、お金については「誰もが、このゲームにまだ慣れていない」とも書いています。

まあ、それはそうかな、まあ、株式の売買が成立するということは一方には売る理由が、一方には買う理由があって、それが折り合うから売買が成立するわけですしね。

また、こういうことは別にお金に限らない、事実とはなにか、真実とはなにか、歴史とはなにか、これらは単純に答えが一つの数学とか物理学の問題に回答するのとは異なり、それぞれの人の価値観とか判断が入り込み、それ故、個々に答えの内容は大きく異なるということになります。

数学や物理学でも、問いに対する答えは一つでも、そこへのアプローチには多様な方法がある場合があるでしょうし、そもそもなにを問題として設定するかということでは、そこに価値判断があるわけですし。

これはこれでそのとおりでいいのですが、重要なことは、お金についてはあまりややこしくない形で、シンプルに、自分がへなにをしていて、なにをしようとしているのかを明確に理解し、できれば簡潔に説明できるようにしておくことは重要ではないかと思っています。

つづく。

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