サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセットReview(3)4章・5章

4章、5章のところは複利の威力と生き残り戦略について書いています。

いずれもそりゃそうねという内容です。

複利の力については、あちこちで解説がありますが、確かにバフェットの投資について、その投資期間の長さとそれによる複利の威力というのを強調したような評価し少ないようには思います。あと、複利のパワーというのは短期的には実感しにくいというのも確かにそう。

個人的にはここのところは、かつてしていた個別銘柄の累積投資のパフォーマンスなどが関係してくるかと思います。

累積投資は配当再投資にしていたので、配当から税金は差し引かれてしまいますが、それはまた自動的に株式の買い付けがされるという形になっていました。

別に投資していたのは特別な銘柄ではありません。トヨタ自動車とかキーエンスとかアステラスの前身の山之内製薬とか、えーと、投資の方のソフトバンクとかNTTデータとか武田薬品とかオリンパスとかロームとかです。

これらは配当再投資と定額買い付けによるドルコスト平均法効果、また長期で見ての株価の上昇などにより、比率は様々ですが、ほとんどが利益になっており、中でもキーエンスは個別銘柄としては投資歴の中で2番目に大きな利益となっています。

ここでは投資アドバイスとして「黙ってじっと待て」ということを挙げています。まあ、消極的にはそれでもいいのでしょうが、累積投資の経験からいえば「黙って」「まともな投資対象」を「買い続ける」ことは、後の大きな成果につながる可能性が高いとも言えましょう。

次の章では「大きなリターンを得ることよりも、経済的に破綻しないことを目指す」ということを強調しています。

大きなリターンを得ることを目指して、よく言えば大胆、悪く言えば無謀な勝負をかければ、一定の確率でそれでうまくいく、勝つ人というのは必ず出てきます。

行動経済学で指摘されるような投資に不向きというか合理的ではない人間の特性もあり、比率的に負ける人が大きくなるということはあるかもしれませんが、全体として集計すれば賭ける側が必ず負け胴元が儲かる仕組みになつている様々なギャンブルと比較して、株式を中心とした投資は勝ちやすいところはあるかもしれません。で、そうした、たまたまたか、実力が、大勝ちした人の真偽すら不明の情報を聞いたりすると、非常にうらやましく感じで、自分も無理な勝負にいったりするようなことになりがちです。

個人的にはここのところは株式投資をはじめたごく最初の頃はあったのですが、比較的早い段階で、本気て゜それをうらやましがるというか、人の儲かった話のあれこれが自分の投資行動に大きな影響を及ぼすことはなくなりました。

いや、「いいなー」とか「すごいなー」とか「うらやましいなー」とは思うのです。が、それは自分とは関係がない別世界のできごと、いわば「大谷翔平の二刀流はすごいなー」とか「佐々木の完全試合はしゃれにならんものすごさ!」とか「イーロンマスクって、どんだけ金あんねん・・」みたいなことと同じです。

大谷がホームランを打って「俺もホームランが打てるのに」とか思って悔しがる人はまれでしょう。が、投資の世界では確率として、実力もなにもなくても「たまたま」「まぐれ」でテンバガー達成となるようなことがわりとあったりするので、誤解しやすいところはあるのかもしれませんが。

かつてネットのお仲間と毎週の投資のパフォーマンスを報告しあって、四半期ベースで騰落率の勝負をするという運用レースのメールマガジン発行をしていたことがあります。これ、順位をつけて競争するのですが、それはまあ楽しみということでしていました。で、たまに短期的に傑出した成績になったりする人があったりするわけですが、それは自分としては真似できない、真似しようとも思わないような売買によるものだったりして、直接的にはほとんど自分には参考にならないようなことが多かったです。銘柄選択も自分の基準なり好みでは選択しないようなものが含まれていることが多かったように思います。つまり、順位をつける競争をしながら学んだことは「人は人、自分は自分」ということだったということになります。

今、株式への投資額は海外分も含めて5,000万ほどです。これ、ある人は「よくもそんな株とかに5,000万も投資してるなー。大損するで。」と真顔で忠告してくれたりします。昔からの投資経験を知っている投資仲間の人は「伏見さん、リスクとらなすぎ、慎重すぎ。普通にもっと攻められるのに。」とか言われることもあります。どっちも、それぞれ言っている立場の人の見解、判断としてはそのとおりなのでしょうが、今の自分にとっては今のスタイルが「居心地がいい」からそうなっているわけで、私にとってはこれが「正しい」わけです。で、その「正しさ」に含まれる価値観としては、本書のこの章で強調されている複利の力を生かすことや経済的に破綻しないことということも当然含まれます。

つづく。

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