図書館本。

高配当の日本株個別銘柄への分散投資をすすめる内容。

非常に真っ当というが、ごく「普通」の投資方法のように思いますが、ベースのところでの発想は私自身もほぼ似たようなものなので、共感するところは非常に多かったです。

配当というのは、「勝手」に口座に入金されてくるので、それのみを実際に意識することは少ないです。が、５年、１０年、２０年と保有を継続すると、銘柄にもよりますが、かなり配当が積み重なり、その分、損益分岐点が下がっているものが多いです。また、日本株個別銘柄の累積投資を行っていた時期があり、その時は配当を再投資する形にしていました。結局、累積投資の銘柄の損益はほとんどの銘柄でプラスになっており、キーエンス、トヨタなど現在のＰＦで主力となっている銘柄もあります。

全体として、配当のインカムゲインに着目するという視点は良いと思います、また、末尾の推薦書籍や、投資家の「言葉」集も、読んだことがある本は聞いたことがあるものが多く共感できました。

「月に18．5万円」というのもリアル感あり。私自身は、株式とREITのインカムゲインだけでは、月々でここまでの収入はないです。が、アパート＋太陽光で２２万入って１５万返すというような形になっているので、まあ、キャッシュフローとしては似たようなものかと思います。

ただ、日本株運用のコア、ベースの部分は本書のような発想でいいと思うのですが、あれこれ散らすようにして配当はないか少ないけれど成長期待の高い株を持っておくのも悪くはないかなと思います。