IRセミナー 6083ERIホールディングス 割安っぽく見える ★★☆

IRセミナー 6083ERIホールディングス 割安っぽく見える ★★☆

昨日の一社目がここでした。以前にも話を聞いたことがあるような・・・。建築確認や住宅性能評価、省エネ適合判定なとです。

PER7倍の配当利回り4%弱ですから、一見割安に見えます。

ここ、2022.5期で業績が急回復しています。トップラインの売上も伸びてはいますが、営業利益が4億から19億と急伸しています。プレゼンではここは「スリム化」と「デジタル」という表現で説明をしていました。

建築確認は従来、年度末など特定の時期に集中する傾向があり、そこに向けて必要な人員、人材の手当をしておく必要があったところ、最近はそれが水準下されてきて、繁忙期を基準にした人員体制にしなくてもよくなったというようなことが大きく、申請そのものもデジタル化が進行して、かなり時間、手間が省けるようになってきていることなどがあるようです。本気でここを投資対象として考えるのなら、ここのあたりの理由をもうちょっと深耕して理解を深めておきたいところです。

あと、ここの資料では分野別の売上高や利益、利益率等がわかりません。質問で聞いてみましたが、建築確認で88億、住宅性能評価で37億、省エネ適合判定で16億程度の売上ということでした。利益率はあまり違いがないというようなことでした。

ここに限りませんが、どうも資料からはどのセグメントでどう儲かっているのかが示されていないものがわりとあります。セグメント別の売上高は出ていても、その利益が示されていないと、どこでどう効率的に利益が出ているのか、そしてそれがどのように変化していく可能性が高いのかといったことを理解することができず、投資判断も難しくなります。

ここの来期予想は、急伸した2022.5からさらに伸びるのかと思ったらそうでもなく、2021.5水準からすればそれでも高い利益ですが減益予想となっています。

また、ちょっと理由がよくわからず、IRでの業績予想などとの関係もあるかと思ったらそうでもないようなのですが、株価が6月から急落しています。

省エネ適合判定の部分は伸びそうですが、ちょっとこの割安感で買っていいのかどうか、わかりづらいですね・・・。

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