7794イーディーピー上場来高値更新 あまり期待が高まると・・&分割期待

7794イーディーピーですが、本日の高値17,500円で上場来高値を更新終値の16,870円も終値ベースでの年初来高値となっています。

最近は上場後の上方修正後のような極めて出来高が多いような状況でもないですが、ここのところ株価は堅調な推移となっています。

こちら200株保有で買いコストが7,500円程度ですので、株価が1.75万だと時価評価損益がちょうど+200万程度になります。

最近のここは特に何か新しい材料が出たり、IRがらなにか出たりしているわけではありません。ただ、基本的に外貨建て取引が9割というここは円安は業績にはプラスです。

8月以降は業績の前提の為替レートを135円としていますが、実際はそれよりさらに円安にふれてはいるので、業績的にはここはプラス要因ではあります。しかし、ここは本質的な部分ではなく、為替レートについては逆に円高にふれることも当然ありうるので、まあ短期的な変動要因程度に見ておくのがいいかと思っています。

ここのところの値動きは外資系証券会社の空売りと買い戻しで出来高のかなりの部分をしめているような印象もあり、個人は値がさ株なのでなかなか気楽には売買しにくい中、空中戦で株価が動いているような印象があります。

ここの四半期決済は11/11(金)の15時以降に発表予定です。あまり決算に向けての期待感が高まるようだと、決算後に株価は反落ということになるかもしれません。

期待されるのは、新工場の設置による生産能力の向上ですが、既存の設備についてもその改善で生産能力があがっており、新工場についても当初の計画以上の生産能力となる可能性があります。逆に新工場の全面的な稼働が遅れて、生産能力のアップも遅くなる可能性もないことはないです。

あと、この高い株価をこのまま放置する意味もあまりないように思いますので、早晩、株式分割が実施されると見ています。株価1.5万円となると、1:3の分割でも株価は5,000円、1単元50万となりもう東証の示す基準に抵触するような価格になってしまいます。ここはまず1:5程度の比率での分割を行い、業績の伸びや企業評価の高まりによって株価が上昇した場合は、さらにまた年次で分割も検討するというような形がよいのではないかと思います。

なお、分割の時期については12月の年内に発表、実施は来年の3月というのが可能性が高いのてはないかと見ています。そのため、次の11月の決算発表では分割についてはスルーかと思っています。また、業績の大幅な上方修正は既にありましたので、さらに重ねての上方修正も今回はないかなと思っています。

なお、来年の3月のところで少額でも現金配当を出すような形にすると、また投資をよびこむことにつながる面もあるかもしれません。

事業内容としては、大型の種結晶の売上比率が高まると、売上も利益率も伸びる可能性が高いようです。既に現在販売されているものよりもさらに大型の種結晶の試作には成功しているようなので、この製品化が早まると業績への貢献も期待できます。

また、当初は割合は低いでしょうが、ひとつ下の段階の原石市場への参入も計画されています。このあたりは各種デバイスの製品化よりも現在のダイヤモンドの種結晶販売の延長線上で進められているところですので、動き出せば展開は早く業績への貢献も比較的早いかもしれません。

一方、より遠い目では、半導体関係をはじめとする各種デバイスへの応用がどうすすむか、研究開発の動向も注視していきたいと思います。

決算発表はその数字とともに、こうした周辺の様々な状況と関わってのコメントにも注目しておきたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です