IRセミナー 2993長栄 C+ 成長性、独自性に疑問・・・

昨日は久しぶりに証券会社の支店でのIRセミナーでした。支店長さんも3年ぶりと言われてました。

企業は2993長栄です。yahooファイナンスはこちら。

時価総額 8,025百万円
配当利回り(会社予想) 4.46%
PER(会社予想) (単)6.89倍
PBR(実績) (単)0.88倍

東証スタンダードの不動産管理、不動産賃貸の会社で、京都に本社があります。個人的には地元ですので店舗を見かけることもありますし名前も知っていましたが、全国的な知名度はほとんどないでしょう。

上記指標にあるように基本的には割安のバリュー株という位置づけになると思いますが、やはり成長性に乏しい印象です。同業他社とかマンションデペロッパーさんなども似たような指標の銘柄がわりとあるのではないかな。

また、出来高が1日2,000株台というような日もあって、流動性の面で難あり。

自社物件購入などで借入金の比率が高く、金利上昇はネガティブ。配当は記念配を落として80円という予想ですが、それ以前の91円より減っています。

社長さん、熱意をもって語られるのはいいのですが、質問に端的に回答せずにどんどん話がそれていきます・・・(^_^;。

当面、業績は安定的に推移するでしょうし、現在の株価での配当利回りも高いですから、こうした銘柄を好む方は投資対象にするのも別に悪いとも思わないですが、成長性、独自性といった面での評価点が乏しく、積極的な魅力には欠けます。私自身は、ここなら、配当利回りは低くてもジェイエスビーを買います。というか、事実、そのようにしていますが。

ここは物件の入居者に京野菜プレゼントとか水族館とか映画村の正体のような企画を実施しています。だったら、それと同じか似た内容で株主優待でも実施すれば、株価にインパクトもあり、知名度向上にも役立つでしょう。入居者対象で実施しているサービスであれば、株主優待に「流用」するのもしやすいのではないかな。優待もただクオカードを配るとかいうのではなく、独自性というか工夫が重要かと思います。

流動性が乏しく個人の1000株、2000株の売買でもそれで株価が動いてしまうようでは安心感が持ちにくいこと、京都では知られていても全国的には知名度が乏しく株式の銘柄としても知られていないこと、それと合わせて、株主優待の導入とその意味などについて、事後、同行されていた社員さんにちょっとお話させてもらいました。

評価はABCD4段階でC+ということにしておきます。って、この基準の意味が自分でも明確ではありませんが(^_^;。

あと、やはり支店のセミナーはいいですね。大きめの会場でお話を聞かせていただくだけでなく、ザラ場での質問も受け付けてもらえますし、事後にあれこれ聞きにいくこともできますしね。聴衆は比較的高齢の男性が多かったです。

なお、日興京都支店はこんな場所にあります。

また、12月にはこんなセミナーもあるので申し込んでおきました。ロームは一応株主です。

開催日時 2022/12/08(木) 14:00~16:50
セミナー名 3社合同セミナ-「ロ-ム株式会社」「株式会社ファ-マフ-ズ」「フュ-チャ-ベンチャ-キャピタル株式会社」
会場 支店4階ホール

<プログラム>
タイトル/内容 ロ-ム株式会社 会社説明会14:00~14:50
時刻 14:00~14:50
講師 ロ-ム株式会社 広報・IR室 室長 永吉 秀成氏

タイトル/内容 株式会社ファ-マフ-ズ会社説明会15:00~15:50
時刻 15:00~15:50
講師 株式会社ファ-マフ-ズ 専務取締役 益田 和二行氏

タイトル/内容 フュ-チャ-ベンチャ-キャピタル株式会社 会社説明会16:00~16:50
時刻 16:00~16:50
講師 フュ-チャ-ベンチャ-キャピタル株式会社 代表取締役社長 金 武偉氏

 

 

 

 

IRセミナー 2993長栄 C+ 成長性、独自性に疑問・・・” に対して2件のコメントがあります。

  1. まゆっぴ より:

    >聴衆は比較的高齢の男性が多かったです。
    ここに限らず、どの開催でも老人ばかりですよね。長期投資です!って老人ばかりの会で訴えても・・・といつも思います。

  2. 伏見の 光 より:

    自分も定年世代なのですが、平日のIRセミナーへ行くと参加者の中では「若手」感があります。

    若い人にも来てもらいやすいように、IRセミナーと土日祝にした方がいいとは思いますけどねぇ・・・。

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