嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

図書館本。予約数が多くてなかなか順番が来ませんでしたが、ようやくまわってきました。

これはなかなか面白かったです。中日監督時代の落合氏について、選手やスタッフとの関わり、エピソードなどを中心にその実像に迫るといった内容ですが、分厚い本にもかかわらず読みやすくて、一気に読めてしまいました。

ちょっとスポーツドキュメンタリーの名作、山際淳司氏の「江夏の二十一球」などを思い出しました。

ただ、違うのは著者自身が自分の生き方と重ねながら、取材の中で感じたことなどをまじえて書いているところで、意図的に主観を強調しているような書き方が面白かったです。

賞をとるのもなるほどと思わせるものがあった一冊でした。待っている人がいるから、すぐ図書館に返しに行こう。

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